こんばんは、中野祐治（ゆう）です。
引き続き『現実を視よ』という本から得た学びについて、お話しますね♪
戦うなら「勝ち戦」をする☆
十回に九回は失敗するのが当たり前（P.209）
柳井さんは、成功するには何度も挑戦し、失敗を経験することが大事だと言います☆
何が正しくて何が間違っているのかは、実際に経験してみないとわかりません☆
失敗をすればするほど学べることも多くなり、結局、成長スピードが早くなるのです☆
しかし、失敗でも、致命傷となるような無謀な挑戦は避けるべき♪
特に、現実を視ずに精神力や情熱だけでなんとかなるという精神論には注意が必要だと言います☆
精神論だけで勝負すると、引き際を見誤り、二度と挑戦できないような失敗をしてしまします☆
こうすれば勝てるという自信と勝算をもって挑戦し、勝つまではなんでもやること♪
そして、致命傷になる前に撤退する決断が大事になってきますね♪
相手を理解して伝える☆
相手の母国語をわかっていれば、それだけ深く相手のことを理解でき、自分の真意を的確に伝えられる。（P.214）
柳井さんの会社では、英語を公用語にしています☆
その理由は、優秀な人を採用し、世界中のどこでも通用する人材を育てるため♪
そして、日本企業として、勤勉さや仕事に対する責任感、思いやりの心といった、日本が誇る精神性や思考法をしっかり世界に伝えていくため♪
決して外資系企業のマネでは無く、海外の文化や考え方を理解し、日本や企業の文化や考え方を伝え、理解してもらうために実施しているのです☆
これは人間関係にも通用する本質的な考え方♪
自分のことを理解してもらうには、まず相手のことを理解することが大事ですね☆
日本の「商人道」を取り戻す☆
商人道を貫くためには、経営者にそれなりの覚悟が必要になる（P.217）
今の日本人は、商人道という考え方を取り戻さなければならないと、柳井さんは言います☆
商人道の基本は、江戸時代の近江商人の「三方よし」と同じ、自らの利益のみを追求することをよしとせず、顧客の幸せ、そして社会の幸せのすべてを追求するという考え方☆
実際、柳井さんは世界においても、自社の利益を上げつつ、世界の貧困を撲滅する取り組みをされています♪
また、この商人道を貫くには、経営者として厳しい決断が必要になると言います☆
本書では、日本電産株式会社CEOの永守重信さんの行動を紹介しています☆
2011年秋にタイで大洪水が起こったとき、現地の工場や従業員の家が被害にあい、どの会社も操業を停止していました♪
すると、永守さんは、タイにある自社工場の従業員を全員出社させ、工場をすぐ復旧させるように命じました☆
現地の従業員からは、家が水浸しで仕事をしている場合ではないなど、不満の声も上がったそうです♪
しかし、永守さんは、早期に工場を復旧させることが、会社や顧客のためだけでなく、従業員の雇用を守り、現地の経済を守ることにつながる、結果、すべての人にメリットがあると判断したのです☆
反対の声があったり、逆境のときでも、すべての人が幸せになる決断をする覚悟を僕も大事にしていきます♪
苦しいときほど「理想」をもて☆
心の底から「こうなりたい」と思う姿を、誰に遠慮することなく思いきり、描けばいい。（P.222）
戦後間もないころの日本は、貧しいながらも、どこかやる気や希望のエネルギーに満ちていたと言います☆
しかし、現在の日本は、当時と比較して経済的に豊かになったものの、就職やリストラ、老後の資金など、どこか将来の不安を抱えてエネルギーが低い状態☆
この違いは、理想をもっているかどうかが原因♪
昔の日本は、復興や高度経済成長に向けて、日本人のほとんどが理想に燃えていました☆
苦しい時ほど、こうなりたい、これが欲しいなどの理想をもつことで、やるべきことや挑戦することが具体的に見え、理想に燃えるエネルギーが湧いてくるのです☆
そして、理想は大きければ大きい程、やる気や希望のエネルギーが大きくなる傾向があるそうです♪
一度きりの人生、自分の仲間や家族、社会全体が最大限豊かになれる理想を掲げていきたいですね☆
それではまた☆
～本日の格言～
人生の主役は自分自身。
自分のなかにどれほどの可能性が詰まっているか、
試してみないとわからない。
柳井正・・・『現実を視よ』P.222より
