【読書備忘録】『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』を読んで ~理想を手に入れている人を真似、その人たちからいい影響を受ける~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本の気づきを紹介しますね♪
徹底的に真似て、超える☆
先輩や友人、同僚など、身近な成功例や成功者をつぶさに観察し、徹底的に真似ましょう。(P.163)
やり続けるなか、行き詰まり、壁とぶつかる場面が出てきたときの打開策は「真似る」ことだと著者はいいます。
なりたい対象の行動や動作を真似て対象に近づこうとすることを、心理学では「モデリング」というそうです。
ここで、大事なのがモデリングをする対象です。
自分がなりたい姿や成果を実現している人を対象にモデリングをすることが大切といいます。
例えば、自分がラーメン屋をやりたい!と思った時は、近所にある小さなラーメン屋をモデリングするのではなく、評判がよく繁盛しているラーメン屋をモデリングするのがいいということですね♪
さらに、著者は真似るだけの二番煎じになってはいけないといいます。
そのためのポイントは2つあるといいます。
一つは「真似する対象を超えるつもりで挑む」マインドです。
モデリング対象の人を真似るだけでは、どこまでいってもその人未満。究極まで近づくことはできても、永遠にその人以上にはなれない。
そのため、「超えよう!」という思いがなにより大事といいます。
もう一つは「好奇心」です。
自分とは無関係と決めつけてシャットアウトした時点で、入ってくる情報が限られます。
その結果、真似る範囲も狭くなり中途半端になってしまうといいます。
ただ真似るのではなく、真似た対象を超える!徹底的に真似る!というマインドが大切ということですね☆
「みんながやっているから」の人の習慣を上手く使う☆
人には、周囲を見てその場の環境や雰囲気を感じ取り、「みんながやっているから」という意識で行動を決定してしまうという習性があるのです。(P170)
「続かない」を「しつこく続ける」が劇的にできるようになる方法として、「しつこさの伝染」があると著者はいいます。
例えば、隣り合ったラーメン屋A店、B店があるとして、A店は数人の行列、B店は数十人の行列ができているとします。
この時、「B店の方が並んでいる人が多いから、おいしいにちがいない!」と思ってB店に行く人が多いと思います。
また、「その場の空気に流されてお酒を飲みすぎてしまった」「ストイックな人が集まっていたから練習に身が入った」などの経験がある人も多いと思います。
これらの行動の原因はすべて、人間の習性といいます。
そのため、自分がしつこく続ける人になりたければ、しつこく続けている人の近くにいる、接点を増やすことが効果的といいます。
これは、しつこくやり続けること以外にも、自分が成功したいなら、成功している人が多くいる場所に身をおくことや、接点を多く増やすことと同じことですね。
自分がなりたい理想に対して、いい影響を受ける場所に自分の身を置くことが大切ということですね☆
言い切る言葉で目標を宣言することで、目標達成に近づく☆
尊敬している人や、普段気にかけてくれているなと感じている人にこそ目標を宣言してみてください。(P.190)
目標を立てて満足したり、挫折しないために「宣伝効果」を活用しようと著者は言います。
「宣伝効果」とは、周囲の人に向かって目標を宣言すると達成率が高くなるものです。
ここで大切なのが、誰に宣言するか?
著者は「この人たちからの信用を失いたくない(嫌われたくない)」という人に対して宣言して初めて効果を発揮するといいます。
確かにこういう人たちに宣言すると、簡単には撤回できないなという気持ちにもなりますよね。
また、宣言するときも「強い言葉をあえて使う」ことも効果的といいます。
「できるだけやってみる」ではなく、「何があってもやり切る」
「食べ過ぎを控える」ではなく、「決めたものしか食べない」
など、このように言い切ることで周りから自信があるように見られることと、自分を奮い立たせることにも繋がるといいます。
言葉遣いを変えることも目標達成には効果的ということですね☆
それではまた☆
~本日の格言~
優れた芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む」
伊庭正康 『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』P.165
【読書備忘録】『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』を読んで ~しつこさを身につける方法「TKKの法則」~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本の気づきを紹介しますね♪
著書の中で、「しつこさ」を身につけるための方法として「TKKの法則」というものが紹介されていました。
「TKKの法則」はそれぞれの頭文字を取っています。
T:たのしくする
K:かんたんにする
K:こうかを確認する
今回はこの「TKKの法則」について書いていこうと思います♪
なりたい自分を想像し、「やらなければならない」から「やりたい」に変換する☆
しつこくやり続けて成功を手に入れている人たちは、このようにMustをWillに上手に変換出来ている人といえるでしょう。(P113)
上司やお客様から言われた事に対して、やらなければならないけど、やりたいくないと思う仕事もありますよね。
そんなときは「やりたくない」を「やりたい」に変える。自分に価値ある、意味あるモノに変えていくと「やりたい」に気持ちが変わると著者は言います。
例えば、上司に取引先に提出する企画書の作成を頼まれたが、既に取引先に別の企画書を提出しているとします。
こんな時、「別の企画書提出しているのに、新しいのをつくる必要なんて意味あるの?」と考え、作業が滞ってしまいそうですよね。
これを、「どうせやるなら、他の取引先にも提出できるようなひな型をつくるか」と考えることで、「やりたくない」から「やりたい」に気持ちを変えることができるといいます。
ここで、研修や、セミナーで「なかなか「やりたいこと」に変換ができない」とよく聞かれるそうです。
そんな時は、「目標をかなえた自分はどんなふうかな」と想像して、思いつくままに書き出してみることがコツだと著者はいいます。
僕も実業家として活動している中で、やりたくないこともたくさんありますが、目先の作業に囚われるのではなく、「これを達成したら凄いことが待っている!面白い!」と思って仕事をしています☆
条件反射で動けるくらい簡単にすることが大切☆
いかに「わざわざ」を減らすか、と考えていくといいでしょう。少ないエネルギーでコスパよく、それが「K 簡単に」のねらいです。(P.118)
しつこさを発揮するためには、なるべく簡単なのがベストと著者はいいます。
例えば、自分がダイエットをしているとき、「A.体重計を棚に置き、使うたびに出す。」のと、「B.体重計を目に付くところに置く。」のでは、Bの方が、体重計に乗る頻度が増え、増減に目配りしやすくなるといいます。
実際に著者もこの方法で、朝起きて、身支度する場所までの導線に体重計をセットすることで、毎日体重計に乗ることが習慣化されたそうです。
さらに、著者は挫折せず、しつこくやり続けている人を観察して、3つのコツを身につけていることが分かったそうです。
1.フォーマットを作っている
フォーマットを作ることで、迷ったり、悩んだりする煩わしさから解放され、やり続けることもしやすくなるといいます。
スティーブ・ジョブス氏が服を選ぶ時間やエネルギーが無駄と考えて、いつも同じ服装をしていたのと同じ理由ですね。
2.手間を省いている
クオリティを保ちつつ手間を省いて時短できれば、空いた時間を有効活用してパワーを維持することに費やせるといいます。
実際に著者は、メールの返信はスマホの音声入力を活用しているそうです。これにより、パソコンを立ち上げたり、メールアプリを起動する手間や、タイピングする手間を省き、10倍の速さでメールが作成できるそうです。
3.判断を減らしている
複数の選択肢を比較して判断するのは、とてもエネルギーのいることと著者はいいます。
そこで、著者は「イフゼンプランニング」という方法を実践しているそうです。
「もし○○になれば◆◆をする」という、条件反射でやるべきことを自動化する方法です。
最初は意識して行いますが、2ヶ月ほど続けると無意識のレベルで行動し、習慣化することができるといいます。
この方法を使うことで、成功率が2~3倍は上がるそうです♪
数字として見える化することで、達成度を把握する☆
目標自体も具体的な数値で細分化して設定されていたので、自分自身で達成度を把握しやすいというメリットもありました(P.123)
効果を確認することの良さは心理学でも実証されています。
・自分の進捗を確認できる頻度が増せば増すほど、創造的な仕事の生産性を長期的に高めやすくなる
・自分が取った行動に対する結果が見えるようになると、脳は「もっとやりたい」という気持ちを持つ
見える化で大切なことは、数字に落とし込むことだといいます。
数字に落とし込むことで、達成度を客観的に把握でき、頑張っている自分をほめ、自己肯定感を上げる材料にもなるといいます。
自分が努力していることを見える化することがすごい大切なんですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
「楽しく」「簡単に」「効果を確認する」工夫を入れ込んでいきましょう。「しつこくやり続ける人」へ変わることができます。
伊庭正康 『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』P.100
【読書備忘録】『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』を読んで ~成功には正しいしつこさが大切~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本の気づきを紹介しますね♪
目的からくる、やるべきことをしつこくやり続けることが成功への道☆
目的に対して、どうすれば最大の効果を得られるのか、試行錯誤しながら続けることが、「しつこさ」の正しい発揮の仕方です。(P67)
ものすごく頑張っている、しつこくやり続けているのに、成果が出ないことってありますよね。
著者は、成果がでないということは何かが間違っている、しつこくやり続けることは大事でも、考えなしにただ真面目にやるだけでは意味が無いといいます。
そのためには目的を意識することが大切。
上手くいかない時は、いつのまにか手段が目的に変わっていることがあるといいます。
自分が手に入れたい成果(目的)を具体的、明確にすれば、やるこべきことが明確になり、それをしつこくやり続けることで欲しい結果が得られるといいます。
例えば、あなたが何か情報を発信したいと考えたときに、同じ文言で何度も発信するのではなく、表現を変えてみる、媒体を変えてみるなどいろんな手段を試してみる。
ただ頑張るのではなく、考えながら効果的に頑張ることが大切ということですね♪
成功したいなら、他人やモノの力を借りる☆
自分の力だけでできないことがあれば、他の人やモノの力を借りればいいんです。やり続けることにこだわるなら、図太く他力でよいと考えます。(P.84)
著者が研修やコンサルで出会ったビジネスの成功者の共通点は、「成功者は、着手しただけでは絶対に終わらない」だそうです。
徹底して、必ずやりきる。
この徹底のレベルは「あらゆる手段を行使して、決めた状態に必ずする」ことだといいます。
ただし、著者は気合や根性だけで徹底的にやる続けるのではなく、それができるように別の手段を考えようと提案しています。
例えば、自分が逆上がりができるようになりたい!と思ったときに、何も考えずにガムシャラに練習するのではなく
・逆上がりの得意な子にコツを教わる
・補助ベルトを使う
・先生に放課後居残り練習に付き合ってもらう
・親に動画を撮ってもらって、修正点を検討する
・YouTubeを見て回り方を学ぶ
・逆上がりの回り方について書いた本で学ぶ
など、自分以外の人やモノの力を借りることが大切といいます。
成功するために人やモノの力を借りることは恥ずかしいことではないんですね♪
ポジティブとネガティブのバランスが「しつこくやり続ける」秘訣☆
ネガティブに偏りすぎるのはもちろん問題ですが、ポジティブさにバランスよくネガティブさが加われば無敵。特に苦しいとき、何かを始めるとき、努力を重ねる必要がある場面では、「ちょいネガ」を意識するとうまくいくようです。(P.89)
しつこくやり続けるために、楽観主義は必要不可欠といいます。
しかし、楽観主義だけでは困るというのが著者の考えです。
人間の脳は現実と幻想を見分けるのが不得意で、思い描くと脳は望みがかなったと勘違いし、実現しようというモチベーションが働かなくなるそうです。
著者は多くの成功者との出会いの中で、一流な人ほどなにかしらの「恐怖」を持っていると考えているそうです。
例えば、野球で一流のイチロー選手も「徹底」の人です。
「小さなことをやり続けて、その積み重ねで自分でも信じられない力を発揮することが出来、夢を掴むことが出来る」とイチロー選手は述べています。
やり続けないとできないとわきまえていることが、怠惰への恐怖だったり、ちょいネガがある、だからやり続ける徹底的に、そこがイチロー選手が一流である所以と著者はいいます。
このちょいネガの足し方を著書の中で2つ紹介されていたので紹介しますね♪
ひとつめは、「WOOPの法則」です。
4ステップの頭文字をとったもので、目標の達成率を上げるための法則とされています。
Wish(願望):成し遂げたい目標を書き出す。
Ocutcome(結果):目標を達成したときに手に入る結果を書き出す。
Obstacle(障害):目標達成を困難にする要因を挙げる。
Plan(計画):障害と遭遇したときにそれを克服・回避する計画を立てる。
もうひとつは、「客観視する視点を持つ」です。
定期的に自分がしていることを客観視し、軌道修正を細かくかけることで目標達成に近づくといいます。
ポジティブとネガティブのバランスを上手くとることが目標達成には重要ということですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
目的と手段をはき違えない
伊庭正康 『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』P.64
【読書備忘録】『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』を読んで ~成功者の共通点はやり続けたこと~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本を読み終えたので紹介しますね♪
この本は「しつこさ」の重要性とその可能性について書かれた本になります。
本書の「しつこさ」とは、くどい、粘着といったネガティブな意味ではなく、「何度もアタックする」「あきらめずに継続する」「コツコツと地道にやり抜く」といったポジティブな意味で使われています。
そして、根性論で「しつこさ」を身に着けようというのではなく、仕組みで「しつこさ」を身に着けようという内容になっています。
この「しつこさ」を身に着けることで、ビジネス、勉強、ダイエット、恋愛など、いろいろなシチュエーションに活かせるといいます。
実際に、著者の伊庭正康氏もこの「しつこさ」を実践したことで、サラリーマン時代には数々の輝かしい結果を残しています。
その後、研修会社を立ち上げ、今ではリピート率9割を超える大人気コンサル、研修トレーナーとして活躍されています♪
今回はその中でも印象に残ったことを紹介していきますね♪
成功者は全員しつこい☆
特別な才能や環境ではなく、「しつこさ」こそ、最強の成功哲学だったのです。(P.24)
著者は、たくさんの成功者の人生ストーリーから、何が成功のキモなのか?秘訣なのか?ということを探したそうです。
その結果、成功者に共通しているのは、あきらめないこと、根気よく続けること、つまり「しつこさ」であるといいます。
この「しつこさ」の重要性は、実際に成功者が残している言葉にも現れています。
例えば、アップル共同創業者スティーブ・ジョブス氏は「成功と失敗の違いは、途中であきらめるかどうか」
アマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏は「発明して、着手して、また発明して、もう一度着手して、やり直して、同じことをまた繰り返す。これを何度も行うのです。作り手は、成功への道は直線ではないとわかっています」
成功するかどうかは、能力より成功までやり続けるかが重要ということですね♪
成功は頭の良さよりしつこく続ける方が大切☆
成功には、頭の良さとか才能ではなく、徹底的にやり続けることが大事、その証左といえるのではないでしょうか。(P.47)
頭が良ければ、IQが高ければ成功できるのではなく、やり続けることが成功のカギだと著者はいいます。
それを証明している調査結果が著書で2つ紹介されていたので、ここで紹介しますね♪
ひとつめは、アメリカで行われたIQと功績の関係性を調べた調査結果です。
これは、さまざまな分野で偉業を成し遂げた歴史上の人物の特徴を調査したものです。
この結果、IQと功績の関係性は低く、「動機の持続性」つまり「しつこさ」の方が大きな要因であると突き止めたそうです。
「知能のレベルは最高ではなくても、最大限の粘り強さを発揮して努力する人は、知能レベルが最高に高くてもあまり粘り強く努力しない人より、はるかに偉大な功績を収める」
と調査結果を総括しています。
2つめは、アメリカで行われた高校時代に課外活動を1年参加した場合と、2年参加した場合で、大人になった時の違いを調査したものです。
その結果、1年参加した人より、2年参加した人の方が就業率や収入も高かったそうです。
思春期でいろんな誘惑がある中、ブレずに課外活動を2年間継続出来たことが、大人になって強みになったと著者は述べています。
成功するかどうかは、能力や才能はほとんど関係なく、しつこくやれば誰にでも成功する可能性があるということですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
成功者に共通しているのは、あきらめないこと、根気よく続けること、要は「しつこさ」なんです。
伊庭正康 『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』P.24
【読書備忘録】『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』を読んで~仕事が出来ると評判になる想像力の翼☆~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です☆
今回は引き続き『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』という本の気づきを紹介しますね♪
仕組みが部下を育てる☆
想像力豊かな組織を作る。そのときに重要なのが、「自分よりも圧倒的に優秀な想像力を持つ社員が入ってきたときに、上司がどう対応するか」ということです。(P.196)
あなたは自分より優秀な後輩が入ってきたらどう思うでしょうか?
世の中には嫉妬心や恐怖心から部下を潰してしまう上司もいるようですね。
リッツカールトンでも以前は同様の問題があったため、「部下を何人育てたかで上司を評価する仕組み」が考え出されたそうです。
「何人部下を育てたか」で評価することで、上司の想像力が「どうすれば部下が育つだろう?」という方向に発揮されるようにしたんですね♪
すると、優秀な部下が育つのはもちろん、上司と部下の人間関係が良質なものになったのだそうです♪
嫉妬心のようなディスカッションで解決しにくい問題は、仕組みを取り入れ解消する。
この想像力を持つことが大切ですね☆
自分専用の「魔法の言葉」をみつけよう☆
高野さんは対話のポイントを囲碁に例えながら、「相手が白石を置きやすい場所に黒石を置いてあげるのがよいですよ」と述べています。
とてもユニークな捉え方ですよね♪
では、具体的にはどのように黒石を置いてあげるのが良いのでしょう?
本書では、「これ、内緒なんですけどね。」という魔法の言葉が紹介されています♪
例えば、お客様から「美味しいお店を紹介して欲しい」とお願いされたとき、隣にお連れの方がいたりすると「ご予算はいくらですか?」とは聞きづらいですよね。
そんなとき高野さんは次のように聞くそうです。
「これ、内緒なんですけどね。この間、大阪のお笑い芸人さんにお店を紹介してと頼まれて予約したのですが、『うまかったけど、二万は高すぎやろ!』って怒られてしまったのですが…ご予算はどのくらいですか?」(P.224)
すると「それは確かに高いよね」「そのくらい普通じゃない?」と、さまざまな反応が返ってきますよね。
そこから予算を推し量ることもできるし、「どの芸人さんかな?」と興味を惹かれたお客様が心を開いてくださるので、話がスムーズに進むのだとか♪
確かに「結構売れてる芸人さんですか?」とか、つい聞いちゃいそうですよね(笑)
僕も早速、とっておきの魔法の言葉をみつけたいと思います♪
それではまた☆
~本日の格言~
相手のほうが気持ちを開いてくれるような、そんな魔法の言葉をぜひ見つけて、自分のスタイルに取り入れてみてください。自分なら、どんな言葉に興味をそそられるか、あるいは心を開きやすくなるか、想像してみましょう。
高野登『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』P.225
【読書備忘録】『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』を読んで ~成果につながる努力の仕方☆~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』という本の気づきを紹介しますね♪
成果を出す人が実践している努力の仕方☆
「それっていいかも!」と相手の気持ちにフィットするものを、フィットするような方法で提案できることは、たくましい想像力があるからこそできることです。(P.148)
同じ仕事をしているのに人一倍成果を出している人が、世の中にはいるものです。
その人たちはどんな努力をしているのか、気になりますよね。
本書には、新幹線の車内販売で平均の4倍近く売り上げた記録を持つ、齋藤さんという女性のお話が紹介されています。
この方は、朝起きて事務所に行くまでの時間の中で、世の中の匂いを感じながら「今日のカートには何をどれくらいの比率で積み込もうか?」と考えるのだそうです♪
例えば秋の朝、ストールを巻いた女性をちらほら見かけ、夏の間はしなかった温かいコーヒーの香りが漂ってくる、、、。
それを感じて「そろそろ温かいコーヒーを増やすかな」と想像するんですね。
そして、いざ販売する際には「今の時期はこういったものもあるんですよ」と、その時期にお客様が好みそうなものを、そっと提案するのだそうです。
すると、「じゃあそれもください」となることが、実は多いのだとか♪
努力と聞くと「毎晩1時間勉強する」「セミナーに参加する」といったものをイメージをしがちだと思います。
しかし、「仕事に使えそうなヒントを探しながら通勤してみる」といった楽しみながら出来る努力も取り入れると、より良くなるかもしれませんね♪
言葉の言い換えが世界を変える☆
例えば、お客様から苦情がよせられたとき、みなさんはどのように対応するでしょうか?
高野さんは苦情対策の講演をする際、まず次のように提案したそうです。
-前略-「『苦情対策』というテーマですが、『機会をいかに活かすか』に変えてみたらどうでしょう?」-後略-(P.177)
苦情を機会(チャンス)と捉えたんですね。
するとどうでしょう?
「お客様がどういったことに不満を感じるのか学べるチャンスだ!」
「評判の良いお店にするにはどうしたら良いだろう?」
「この機会に怒っているお客さまに喜んで帰っていただく対応力を身につけるぞ!」
などなど。
「苦情にどう対応するか?」と考えたときとは、違ったアイデアが出てきますよね♪
この他にもリッツ・カールトンでは「少々お待ちください。」とは言わず「少々お待ちいただけますか?」と言うそうです。
これもちょっとした違いですが、前者に比べて後者はお客様への気遣いを感じますよね。
言葉の言い換えは誰でも簡単にできるので、つい疎かにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのちょっとのこだわりが大きな差を生むのです☆
それではまた。
~本日の格言~
同じことを伝えるにしても、どんな言葉でどういう言い方をすれば相手が気持ちよく受けとってくれるのか、それを常に想像したいものです。
高野登『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』P.190
【読書備忘録】『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』を読んで ~想像を仲間と共有する☆~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今日はセミナーの準備の合間に執筆中です♪
今回は引き続き『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』という本の気づきを紹介しますね♪
情熱を仲間と共有しよう☆
「お客様のご依頼を断らず、喜んでいただけるように善処する」「問題が生じたときは、迅速かつ最善の対応をする」といった際の感性の共通言語化が職場内できちんとできていれば、どんなご依頼がきてもそれほど怖くはないのです。(P.83)
あるとき、ホテルでプロポーズをしたいというお客様がいらっしゃったそうです。
その方のご依頼は2つ。
・ルームサービスをレストランのように1品づつ持ってきて欲しい。
・アイスカービングに結婚指輪を埋め込み、最後のコーヒーとデザートのタイミングで、銀皿の上にちゃりんと音を立てて落ちるようにして欲しい。
どちらも各部署と調整が必要で、とても難しいご依頼だったそうです。
しかし、返事は0.2秒で「喜んでやらせていただきます」と言い切ってしまったのだとか。
皆さんだったらどうでしょう?
「ちょっと上司に確認しますね。」
そんな言葉が出てきそうな場面だと思います。
勝手に仕事を受けようものなら「なんでこんな仕事取ってきたんだ!!!」と言われてしまいますよね(笑)
リッツ・カールトンのスタッフはなぜ即答でお客様のご依頼を受けられるのか?
それは、「お客様のご依頼を断らず、喜んでいただけるように善処する」という価値観が職場内に共通言語化されているからなのです♪
物語の共有で想像力を刺激しよう☆
「どうしてそんなにいろいろなアイデアがすぐに思いつくの?」とよく疑問に思われるのですが、それは全世界のリッツ・カールトンのラインナップ(朝礼)で紹介されている「ワオ・ストーリー」のおかげです。(P.84)
仕事や日常生活の中で、上司や家族から急なお願い事をされた。
どうにか対応したいが物理的に難しい。
そんなとき、別のアイデアをさっと提案できるとかっこいいですよね♪
リッツ・カールトンでは、そういった場面で即座に別のアイデアを出せるよう、朝礼で「ワオ・ストーリー(リッツ・カールトンで働くスタッフとお客様との間で起きた、心があたたかくなる話)」を共有するのだそうです♪
週に2回、年間104のワオ・ストーリーを世界中のスタッフが共有し、「うちのホテルでやるならどうするか?」とシミュレーションをする。
こうして日頃から想像力を刺激しているから、急な場面で迅速かつ最善の対応ができるのだそうです♪
~本日の格言~
We are Ladies and Gentlemen serving Ladies and Gentlemen(紳士淑女をおもてなしする私たちもまた紳士淑女です)
リッツ・カールトンのクレドカードより『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』P.75