大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

【読‌書‌備‌忘‌録】『現実を視よ』を‌読‌ん‌で ~秘訣を聞く、強みを磨く、ゼロベースで考える☆~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。


引き続き『現実を視よ』という本から得た学びについて、お話しますね♪

 

成功している人に秘訣を聞く☆

f:id:nakanonakanox:20200815201150j:plain

学ぶことに思い込みはいらない。(P.198)

 

かつては日本経済を牽引していた分野でも、エレクトロニクス分野をはじめ、韓国や中国などのアジア企業に世界シェアを奪われています☆

 

しかし、成功しているアジア企業に対して、日本から成功の秘訣を聞きに行った人に出会ったことが無いと、柳井さんは言います♪

 

理由は、「海外製品は真似ばかりでオリジナリティがない」「技術力ではまだまだ日本の方が優れている」という思い込み

 

すでに開発力や技術力でもアジア企業の方が上であり、さらには意思決定の力や現地展開の素早さなど、多くの点で負けている現実が視えていないのです♪

 

かつてアジア企業が実践してきたように、日本も現実を直視し、思い込みを捨てて成功している会社や人から教えを請うべきなのです☆

 

僕も成功している会社や人から多くの秘訣を学ぶよう、心がけていきます♪

 

世界に通用する顧客志向☆

f:id:nakanonakanox:20200815200335j:plain

強いところを徹底的に磨いて、グローバル思考で勝負する。(P.204)

 

世界では、意外な商品がヒットすることがあるそうです☆

 

その代表が、ユニクロの「ウルトラライトダウン」や「ヒートテック」♪

 

どちらも高機能な防寒着ですが、一年中日本の真夏並みの気候であるシンガポールで最も売れている商品だとか☆

 

実は旅行用や、冷房がガンガンに効いた部屋で着るための防寒用として需要があったのです☆

 

また、 ユニクロが実践している日本流のサービスや接客術も海外で好評♪

 

こうして見ると、日本の商品やサービスがすべて世界に通じると考えがちですが、単純にそう考えるのは危険です♪

 

大事なのは形式ではなく、中身

 

ユニクロが大事にしているのは、日本の商売の基本を顧客志向で活かすことだと柳井さんは言います☆

 

商品の根底には、まじめさやきめ細かさが、接客技術やサービスの根底には、清潔や思いやりの心といった日本の哲学や考え方があります♪

 

この日本の商売の基本を強みとして、どの国の人にも伝わるように、顧客が求めている形で実践しているから世界に通用するのです☆

 

常に顧客のことを考え続ける思考が重要ですね♪

 

成功は一日で捨て去る☆

f:id:nakanonakanox:20200815200225j:plain

一切の先入観をもたず、その戦略をゼロベースでつくりあげなければならなかった(P.205)

 

目標達成の計画を立てる際、二つの考え方に注意する必要があると柳井さんは言います☆

 

一つ目は「過去の成功体験」♪

 

成功体験にとらわれてしまうと、今、現場で起こっている「将来の成功」に必要な要素が見えなくなってしまうそうです☆

 

また、過去から変化することに慎重になりすぎて、新しいことに挑戦しなくなることもあります☆

 

こうして、周りの変化から取り残され、成功が遠のいてしまいます☆

 

経営者は過去に満足せず、常に新しいことに挑戦していくことによって、自分と組織を変化させていかなければならないのです♪

 

また、二つ目として「理論」もマイナス要因になる可能性があるそうです☆

 

理論や数値化は事実や効果を見えるようにする重要な方法♪

 

しかし、経営環境は常に変化し続けており、どれだけ完璧な理論であっても、過去の状況に対して編み出されたもの ♪

 

現場を視ずに理論ばかりに頼りすぎると、成功体験と同じように、成功のチャンスを見逃してしまいます☆

 

あくまでもツールとして理論を効果的に活用し、時には現場に立って感じる直感や肌感覚にもとづいて経営判断をすることが重要なのです♪

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

一つのパターンが何度も通用するなら、ビジネスで失敗する人はいない。

柳井正・・・『現実を視よ』P.205より

 

現実を視よ

現実を視よ

  • 作者:柳井 正
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本