こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
引き続き『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』という本から得た学びについて、お話しますね♪
前回お話したとおり、著者は会社を「家族」と捉えています。
それがどのような違いを生むのか?
今回は、組織づくりと集客の観点から、まとめていこうと思います♪
「家族」なら仕事がしたくなる☆
ここは、もうただの会社じゃないんだ。みんなの大きな家、学校みたいなもの。そんなふうに捉え方が変わると、みんなが自発的にサークルをつくりだした。(P.8)
親に褒められたくて、家事を手伝う。
喜ばせたくて、勉強や読書を頑張る。
「ありがとう」「すごいね」「頑張ったね」
そんな言葉が嬉しくて、さらに頑張る。
子どもの頃、そんな経験をしている人は多いんじゃないかと思います。
人のお役に立つことで、幸せを感じる。
それは、家族であれば自然と出来ていたことなんですね♪
でもなぜか、仕事となると出来なくなる。
だから著者は「家族」になることを目指した☆
その結果は冒頭にも書いたとおり、従業員の方々が自発的にサークルをつくりはじめたそうです♪
例えば、演奏やお芝居を楽しんでもらう「ブレーメンの音楽隊」「アソシア劇団」。
ホテル中をピカピカにして回る「ピカピカチーム」。
日替わりで季節の花を飾る「花組」などなど。
「どうやったらお客様に喜んでもらえるかな?」
そうやって自発的に考え行動するように変化していったのです♪
「家族」が価値になる☆
お客様は、自分の気持ちが伝わって、自分のことを大事に考えてくれている相手からモノやサービスを買いたい、そこでお金を使いたいと思う。(P.13)
以前紹介した、藤村正宏さんの『安売りするな「価値」を売れ!』という本には、次のようなことが書かれていました☆
「人は関係性の深いところで消費する」
「どの商品も素晴らしいから、今は人で個性を出していく時代」
ホテルアソシアの成功には、この2つのことが関係しているように思います。
「家族」というあり方が、人との繋がりを生んだんですね♪
それもただ知ってる、馴染みがあるだけじゃない。
従業員一人ひとりが、お客様を家族のように大切に思い、喜んでもらう為に自発的に考え、楽しそうに働いている。
そんな場所があったら、行きたくなりますよね☆
集客という観点から見てみると、この「家族」というあり方は、他のホテルにない独自性であり、また来たい場所になったのです♪
少し戦略的な言い方をしましたが、これは「人にやさしくする」ことを大切にした結果得られたものであり、そしてそれは本当の意味で人を幸せにする働き方ではないかと、本書を読んで感じました☆
~本日の格言~
「人は自分にやさしくしてくれる人のことを大事にしたくなる。
その力の大きさを忘れていないか」
柴田秋雄 〜『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』P.13より〜