こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
引き続き『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』という本から得た学びについて、お話しますね♪
赤字続きだったところから、奇跡のV字回復をしたホテルアソシア。
その結果の原因を、著者は次のように述べています。
(前略)会社が心を開ける場になり、従業員みんなが人の心をわかろうとする「やさしさ」を持てるようになったことだと僕は思う。(P.12)
それも特別なことをやったわけじゃない。
自分は先頭になって「人にやさしくする」ことをやってきただけだと言うんですね。
今回は、そんな著者がどういうことを大切にされていたのか、もう少し掘り下げてまとめていこうと思います♪
思いを伝えるのにマニュアルなんてない☆
こうすればこういうものが返ってくるだろうと打算で何かやるもんじゃない。感謝なんて相手がしたかったらするもの。(P.56)
何度もお話した通り、著者は会社を家族と捉えています♪
親が自分の子にするように、暖かく見守り、良いことをしたなら褒め、元気がなさそうなら声をかける。
そんな会社を目指していたんですね♪
だから、
毎月5人を必ず選んで表彰する「夢ありがとう賞」☆
その月の誕生日の方を、シェフの手料理で祝う「誕生日会」☆
アルバイトも含めたホテルのすべての従業員、その家族、取引先など総勢700人近くが集まる大パーティー「感謝の夕べ」☆
などなど、いろんなかたちで褒めたり、日頃の感謝を伝える工夫をされていたそうです♪
ただ、まずお話したいのは、「そうか、お誕生日会をやればいいのか!」という話ではないということです。
最初に相手のことを本当に思ってのことなのかどうか。(P.57)
そのように述べる著者は、日頃から従業員の方々に、「最近顔見かけなかったけど元気か?」などと、声をかけられていたそうです。
言葉を濁している子は「なんか心配ごとでもあるんか?話聞くぞ」と歩み寄る。
日頃から一人ひとりにきちんと寄り添っている。
だから褒めたくなるし、感謝したくなる。
全ての工夫は、その思いをわかりやすく伝えるための手段であって、それさえやれば上手くいくといったものではないのです☆
相手への思いが先なんですね♪
ちょっと長くなってきたので、今回はここまで♪
それではまた☆
~本日の格言~
都合のいいところだけを聞くのではなく、本当に今、うちの従業員は何を楽しみにしていて、何に苦しんでいて、何に不満があるのかを「本気」で聞こうとしてきた。
柴田秋雄 〜『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』P.157より〜