こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
引き続き『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』という本から得た学びについて、お話しますね♪
前回、会社を家族と捉えた結果、従業員の方々が「どうやったらお客様に喜んでもらえるかな?」と、自発的に考え行動するようになったとお話しました。
同じサービスでも、マニュアル通りこなしているものと、「お客様に喜んでもらいたい!」と自発的にやっているものでは、全く違いますよね♪
では、著者はどうやって従業員の方々のやる気を引き出していたのか?
今回はこのことについて、もう少し具体的にまとめてみたいと思います♪
「自分にも出来る!」そのことに気づかせる☆
「本当はみんな力を持っている。問題は、それ以前に気持ちで負けてることだ」(P.36)
著者がGMとなった時、ホテルアソシアは度重なる赤字の影響で、お金を切り詰め、人員整理もしなければならない状況だったそうです。
そんなとき、著者が行ったのが社員研修でした。
老朽化したホテルの改築など、やるべきことが沢山あるなか「人」に投資したんですね。
その研修のひとつが「一流ホテルへの視察」でした。
それによって何がおきたか?
赤字続きで自信を失っている従業員たちが、あることに気づくのです。
「やってることは一緒」だと。
他のホテルに負けていたのは、知名度でも規模でも、仕事の中身でもない。
「気持ち」だったんですね☆
「自分たちにもできる!」
そのことに気づいた従業員の方々は、見違えるように自発的に行動しはじめたそうです♪
仲間のやる気スイッチが何か知っているか?
自分が実感していないものは、他人にも想いを持って伝えられないんじゃないか。(P.46)
そんな思いから著者は、従業員食堂へ投資されたそうです♪
従業員が美味しいものを食べて、喜びや楽しみを感じている。
そうしてはじめて、他の人にもその喜びを伝えられるから。
また、投資の仕方も一味違います☆
みなさんなら、「従業員食堂への投資」と言ったら何をイメージするでしょう?
こだわりの食材を仕入れるとか、内装を綺麗で清潔感のある雰囲気にする。
この辺りを思い浮かべるかもしれませんね♪
著者がしたこと。
それは従業員食堂専属の料理長への投資でした☆
「そんな合成樹脂の安物のまな板なんか使うなよ。これ使って本気で仕事しな。」
そう言って、立派なヒノキのまな板と包丁をプレゼントしたのです♪
こんなふうにされたら、
「よっしゃ、美味しい料理つくってやるぞ!」
そう思いますよね☆
やっぱりここでも、著者は「人」に投資するのです♪
その結果、従業員食堂がみんなのコミュニティーになり、自発的に行ったアイデアの数々も、そこから生まれたんだとか☆
お客様に喜ばれるサービスはどこから生まれるのか?
著者は、働いている従業員が日々「幸せ」を感じていられれば自然に出てくるものだといいます。
だから、まず「人」に投資することが大切なのです☆
従業員食堂にきちんと投資することが、どれだけ従業員のモチベーションにプラスになるかということは知られていないかもしれない。まして、いつも自分だけは別のところで食事をして、従業員と同じ釜の飯を食べたこともない経営者にはわからないと思う。やる気のスイッチは意外なところにあるのだ。(P.47)
今回はここまで♪
それではまた☆
~本日の格言~
「経営がピンチだから人をケチる?逆だよ。
ピンチだからこそ人に投資するんやないか」
柴田秋雄 〜『日本でいちばん幸せな社員をつくる!』P.34より〜