こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は『すべての女は、自由である。』という本を読み終えたので紹介しますね。
自分らしく生きられる時代がやってきた☆
本書は、タイトルにもある通り「女性の自由」がテーマになっています。
でも、その内容は女性に限定されず、今を生きるすべての人に当てはまるものでした。
というのも、著者のいう「自由」とは、「過去のロールモデルにとらわれないこと」を意味しているからです。
一昔前は、結婚して専業主婦となり、子どもを育て上げることこそが、女性にとってわかりやすい幸せのパターンであり、ロールモデルでした。
でも、今は、必ずしもそうではないのです。
仕事で活躍するもよし、結婚してもしなくてもよし、離婚も再婚も、以前より認められやすくなりました。(P.2)
そう著者が述べているとおり、女性は以前より生き方の選択肢が広がっています。
なぜなら、グローバル化によって、男女平等へと常識が変化したからです。
そしてご存知のとおり、年金制度の破綻や、通信・AI技術の進歩、100年人生の到来などなど。
これからさらに変化するとも言われています。
僕が生まれ育った時代は、「いい大学に行き、いい会社に就職し、家庭を持つのが幸せな生き方」と信じられていました。
ですが、このロールモデルも常識の変化と共に、崩れつつあります。
でも、これは悪いことではありません。
著者は、むしろポジティブに捉えています。
なぜなら、「こうあるべき」と言う指標がないぶん、「自分らしく生きていい」ということでもあるからです。
ロールモデルを追いかけるのではなく、私たち一人ひとりが、オーダーメイドの人生を大切に創りあげればいいのです。(P.3)
人生をオーダーメイドしよう☆
起業とはワークスタイルのみならず仕事もお金も自分で生み出す、究極にオーダーメイドな生き方なのだ。(P.27)
著者が主張している通り、オーダーメイドな人生にするには、起業し結果をつくることだと、僕も思います。
その理由は2つ。
一つは、経済的に自立できるから。
稼ぐ力は「こう生きたい」を実現する力になります。
そしてもう一つは、目標達成能力が身に付くから。
オーダーメイドな人生とは、自分の描いた夢や目標を実現していく生き方です。
だから、いきたい場所に自分を連れていく力が必要になるのです。
著者は、26歳で起業し、2012年には当時女性最年少で会社を上場。
現在は株式会社キッズラインを創業し、オンラインベビーシッターサービスを運営されている、女性経営者さんです。
この経歴だけ聞くと、順風満帆に成果を出されてきた方と思うかも知れません。
でも実際は、ご自身でもおっしゃられている通り、波乱万丈の日々だったそうです。
本書には、そんな著者の失敗や葛藤、そしてどのように立ち直ってきたのかを「心から絞り出すように、丁寧に」綴られています。
僕はこの、著者の「失敗の捉え方」が非常に学びになったので、次回以降紹介していきますね。
それではまた。
本日の格言
(前略)「自分はこういう人生を生きたい」という強い思いこそが大事なのだ。誰かが標準化した生き方の真似をする必要はない。
経沢香保子 〜『すべての女は、自由である。』P206より〜