大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

【読書備忘録】人を好きになる力は世界を動かす〜「人生の勝算」を読んで〜

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

今回も引き続き『人生の勝算』という本から得た学びをまとめていこう。

 

「人を好きになる力」は世界を動かす

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(前略)「勉強なんかいらないよ。とにかく好かれること。秘書でも、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」(後略)

 

これは、著者が外資系の投資銀行に入社する決め手になった一人の天才、「宇田川さん」の言葉だ。

 

彼は次のようにも言っている。

 

「(前略)一人で到達できるのは、1まで。でも、チームを育てて、みんなの力を掛け合わせていけば、1を、2にも10にも、100にもできる。俺は、1以上の世界を見たい」

 

宇田川さんは証券マンとして、ずば抜けて優秀な方だそうだ。

 

お客様からのブローカーランキング、営業としての獲得コミッション記録をばんばん塗り替えて、営業成績はずっとトップをキープ。「自分のことをスーパーサイヤ人だと思っていた」と言うほどに。

 

でも、個人で勝ちまくったからこそ悟るのだ。

 

「一人でたどり着ける高みは、こんなものか...?」と。

 

ぼくの師匠も「1人で100歩進むより、100人で1歩進みたい」と、昔おっしゃられていた。

 

おそらくその理由は2つある。

 

1つは、仲間と同じ景色を共有したいから。

 

もう1つは、100人じゃないと見えない景色があるからだ。

 

100人の1歩は世界を変える力がある。

 

その源が「人から好かれる」ことなのだ。

 

著者は、人から好かれるためには「自分がまず好きになる」ことだと主張している。

 

これにも理由が2つある。

 

1つは、人は好意を受けたら好意を返したくなる生き物だから。

 

もう一つは、人から好かれることは管理下にないが、人を好きになることは管理下にあるからだ。

 

自分の管理下にあることを最大限やる。

 

これも僕が師匠から何度も言っていただいた、教えの1つだ。

 

まず自分が人を好きになろう。

 

チームをつくろう。

 

当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続けよう

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(前略)何か特別なことをする必要はなく、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他人とは圧倒的な差がつく(後略)

 

宇田川さんの言うことは、実は特別でないことがほとんどだそうだ。

 

会社に来たら皆に挨拶する。誰より早く来て勉強する。人には思いやりを持って接する。

 

基本中の基本だが、やり続けている人は案外多くない。

 

だからそれを圧倒的にやるだけで、他の人と圧倒的な差がつくのだ。

 

著者の「サドル事件」はその際たる例だろう。

 

サドルのない状態で自転車を走らせる姿は、かなり特殊だったと思うが、やっていることは基本的なことだ。

 

「誰より早く出社する」と「1分1秒を大切にする」

 

このことに圧倒的にこだわった結果、年間30時間もの差を生み出している。

 

誰でも出来ることを、誰もが出来ないほどやろう。

 

本日の格言

一人の力では地球は動かせない

前田裕二 〜『人生の勝算』Pより〜

 

人生の勝算 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

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