こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
前回に引き続き、「人生の勝算」について、レビューしていこう。
第2回目となる今回は、著書の幼少時代の話から得た学びを、中心にまとめる。
この章の内容を一言で言うなら、「集客」だろう。
そしてこの学びは、誰しもが「自分が主人公の生き方」が出来る時代が来ていることを、教えてくれる。
鍵となるのは「コミュニティ形成」
著者は本書で、「コミュニティ形成」は、これから、どんなビジネスにおいても、外せない鍵になると、主張している。
その理由は2つある。
1つ目は、コミュニティには、現代人が価値を感じる要素が詰まっているから。
2つ目は、絆やコミュニティ作りの成功において、先天的な要因はほとんど関係ないからだ。
ではまず、現代人は何に価値を感じているのか?についてお話ししよう。
物語の主人公になりたくないか?
本書には、スナックとAKBグループを例えに、現代人が求めているものと、それを満たすコミュニティ形成の仕方が、非常にわかりやすくまとめられている。
著者の幼少時代の話からも、コミュニティ形成の魅力と重要性を感じられると思うので、これは実際に本を手に取って、読んでほしい。
このブログでは、もう少し身近な「学校」を例えにお話しよう。
例えば、『学生時代の楽しかった思い出は?』と聞かれると、部活や学園祭の思い出が真っ先に出てくるのではないだろうか?
授業の思い出が出てくる方はそう多くないだろう。
つまり人は、受動的な出来事より、能動的な、自分が参加したり、体験したり、作り手になったものに価値を感じるのだ。
漫画やドラマで例えるなら、ただ視聴するより、自分が登場人物の一人になることを、潜在的に望んでいる人は少なくはないだろう。
スナックのママや、AKBグループのアイドルは、「自分」という物語を、常連客やファンと共有することで、コミュニティ形成しているのだ。
つまり、コミュニティ形成は、自分が物語の主人公になれるのだ。
創り出したい未来、それは「頑張った人が報われる未来」
そして、著者はこう主張する。
コミュニティの成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力の絶対量です。
そう、「コミュニティ形成」とは、普通の人が後天的努力で身に付けることの出来る能力なのだ。
そして著者は、誰でもこの能力を基盤に、豊かになれる仕組みをつくることで、「頑張った人が報われる未来」を実現しようとしているのだ。
これは僕が目指している未来でもあり、多くの人が望んでいる未来ではないだろうか。
誰もが主人公になれる時代はもう目前だ。
それではまた。
本日の格言
いわば、ビジネスを通じてであれば、影響範囲とその深さという観点で、ビートルズにさえ勝てるかもしれない。自身の野望を、音楽家ではなく、偉大な実業家になることに定めたのは、そんな背景がありました。
〜前田裕二〜