こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回も引き続き『人生の勝算』という本から得た学びをまとめていこう。
人生のコンパスを持とう
「頑張る」こと。
それが成功の秘訣だと著者は述べている。
ただし、「人の3倍の密度で生きる」と公言する著者にとって、頑張るの基準が「人の3倍」であることは明らかだ。
言うのは簡単だが、それを毎日実践するとなると生半可なことではない。
どうすれば、それほどまでに頑張ることが出来るのか?
著者は次のように述べている。
人生を懸けても良いと思える、モチベーションが設計できているから。これに尽きます。
そう、エネルギーの源泉はモチベーションであり、それは自分で設計出来ると言うのだ。
「モチベーションが上がらない」という人には朗報だ!
やり方は簡単、自己分析をし、人生のコンパスを明確にすることだ。
自分について考えたノートを何冊作っているか
そう問いかける著者は、自己分析ノートを30冊以上書いている。
自分はどんな性格か。今までどんな人生を送ってきたのか。人生で何を成し遂げたいのか。
いろんな角度から書き出してみよう。
他の人の価値観を聞いてみるのもいいそうだ。
頑張っている人に「なぜ頑張っているのか?」聞いてみよう。
その理由に共感出来る人もいれば、そうでない人もいるだろう。
それがまさに自分の価値観なのだ。
著者は、そうやって徹底的に自分と向き合い、「人生を懸けてもいい」と言えるほど、進むべき方向を明確にしている。
だから高いモチベーションを持ち続けることが出来るのだ。
「選択」し「集中」しよう
選ぶ、ということは、同時に、何かを捨てることです。何かを得ようと思ったら、他の何かを犠牲にしないといけない。人生の質を高めるのは、選択と集中です。
やりたいことは明確でも、そのために「何をやめるか」が明確な人はあまりいないかもしれない。
ぼくはビジネスを立ち上げるとき、師匠から「成功は偏りだ」と教えていただいた。
成果をつくりたければ、それ以外を一旦置くのだ。
何も一生そうしろという話ではない。
著者のいう通り、その時々でコンパスを見直して、軌道修正すればいい。
ぼくは理想の人生を書き出したとき、ビジネスで成果をつくることが必須だとわかった。
だから家族も趣味も一旦置いて、仕事に没頭してきた。
当時目標としていた以上の成果になった今は、家族との時間も大切にしているが、仕事と家族のどちらも選べるようになったのは、ビジネスに偏ってやってきた賜物だ。
両手いっぱいにモノを握りしめていては、新しいモノは手にとれない。
「どんな人生にしたいか?」が明確になったら、そのために「なにをやめるか」も決めよう。
本日の格言
お前が今日やろうとしていることは、今日が最後の日だとしても、やるべきことなのか?
スティーブ・ジョブズ 〜『人生の勝算』P159より〜