こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
引き続き『熱狂宣言』という本から得た学びについて、お話しますね♪
共通言語を理解できる仲間を作る☆
もう終わり、これでお終いだと思いました。それぐらい、絶対絶命のピンチに見舞われるんです(P.93)
松村さんの飲食業界における最初の一歩は、2001年6月に銀座でオープンした「VAMPIRE CAFE」☆
それまで日焼けサロンの経営で成功していた松村さんは、ここから本当にやりたかった飲食業界に足を踏み入れていきます♪
しかし、多少なりとも会社経営の経験があった松村さんでも、レストラン経営が初めてだと知れると、銀行からの資金融資や、不動産の賃貸契約を断られまくったそうです☆
それでもめげずになんとか交渉を成功させ、「VAMPIRE CAFE」のオープンまで漕ぎ着けた松村さんでしたが、とんでも無いトラブルに見舞われます☆
なんと、グランドオープン2週間前にして、一緒にお店を作ってきたシェフが突然消えてしまったのです!
仕方なく、急遽、派遣会社からシェフとキッチンスタッフを雇いますが、これがまた地獄。
誠実な仕事をしない、言うことを聞いてくれない、やる気が無い。。。
借り物のシェフやスタッフとの間には、お店への思い入れやこだわり、明確なイメージなど共通の言語が無かったからだと言います☆
結局、お店の内装や演出の準備が万全な一方、キッチンだけが不本意なまま、お店はオープン☆
「このままでは店が潰れてしまう」と思い悩んだ松村さんは、ディスコで働いていた時にお世話になっていたシェフ・長澤裕司さんに頼み込み、お店に来てもらうことにしました☆
長澤さんはすぐにこの頼みを聞き入れ、前の職場を辞めて「VAMPIRE CAFE」で働くことに♪
そして、料理や食器、盛り付けに至るまで、松村さんの想いを理解し、形にしたそうです☆
このピンチを教訓に、松村さんは準備に慎重に慎重を重ねるようになったそうです☆
共通の言語を理解してくれる仲間の重要さがわかりますね♪
信頼・信用できる仲間に仕事を任せる☆
限界を決めず、やりきるしかないんです。信じた道の先に、信じられない挑戦の機会、ジャンプの瞬間が待っている。(P.104)
1店舗目のオープンから10年足らずで100店舗100業種を達成した松村さん♪
100業態ものアイディアを考え出すには、どうすれば良いのでしょうか?
そのクリエイティブな思考の秘訣は、「誰よりも早く飽きること」だそうです☆
これを聞くと、「古いことをやめて新しいことだけをすればいい」と捉えがちですが、本質は別にあります☆
目先のことにとらわれず、これはできるな、売れるなと分かったら、細かいことは考えない。
そして、後のことは仲間に任せて、自分は次の案件へ、次の楽しいことへ動き始めることが大事なのです☆
そうして、自分の脳や身体を新しいものを生み出すことに集中させる♪
まさに経営者思考だと言えますね♪
実際、当時は松村さんがお店の立地とコンセプトにゴーサインを出した後は、「チームファンタジー」という、選ばれたメンバーで構成されたチームがお店を作り上げていたそうです☆
チームファンタジーに対して、松村さんは、流通やオペレーションに囚われない自由な発想でのお店作りを任せていました☆
この創造的なお店作りの手法が評価され、自分たちの会社だけでなく、他社からもコンサルタントの依頼がくるほどになったそうです♪
信頼・信用できる仲間に仕事を任せることで、どんどん仕事の幅・領域が拡がっていくんですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
遊びの中に仕事があって、
仕事の中に遊びがある。
松村厚久・・・小松成美『熱狂宣言』P.40より