こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
引き続き『働き方の損益分岐点』という本から得た学びについてまとめていきたいと思います♪
前回、会社員の給料は「明日も同じように働くために必要な経費」によって決まるとお話しましたね♪
人一倍努力して成果を出しても、他の人と給料がたいして変わらない。
その原因はここにあったのです!
では、会社員が豊かになるにはどうしたらいいのでしょうか?
今回はこの疑問に対する木暮さんの考えをまとめていきたいと思います♪
仕事から得られる利益を最大化しよう♪
「100万円が欲しいですか?」と聞かれたら、ほとんどの人が「YES」と答えるでしょう。しかし、「100万円をあげるから、その代わりに1年間、奴隷になってください」と言われたら、どうでしょう?(P.191,192)
例えば、企業であれば利益を計算する方程式は簡単ですね。
『利益=売上 ー 費用』です。
小暮さんは、企業だけでなく個人も、まったく同じように捉えることができると考えています♪
では、会社員にとっての売上と費用とは何でしょう?
簡単にまとめると次の通りです♪
売上:年収・昇進から得られる満足感
費用:肉体的・時間的労力や精神的苦痛
ここで1点補足しますが、仕事から得られる満足感(売上)は、収入や昇進だけじゃないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、「成長」であったり「社会貢献」など人それぞれたくさんあるかと思います。
しかし、ここでは企業と同じように、あくまで会計的に「形」として見えるものについてのみ考えていきますね♪
さて、では利益を増やすにはどうしたらよいかというと、
①売上を上げる
②費用を減らす
の2通りの方法しかありませんね!
それではまず費用を減らす方法から考えてみましょう!
「興味がある」を仕事にしよう♪
働き方改革は、ストレス改革出なければいけません。(P.8)
個人が費用を減らすには「世間相場よりストレスを感じない仕事を選ぶ」ことだと木暮さんはいいます♪
それはなぜか?
以前お話した通り、給料は「明日も同じように働くために必要な経費」によって決まります。
そしてここには、精神的疲労を回復させるための費用も含まれます。
例えば、編集者は昼夜・土日を問わず、いつでも仕事モードでいなければならないため、そのストレスを解消するための費用として「編集手当」が給料に上乗せされるそうです☆
ここで、もし自分が世間一般より編集の仕事にストレスを感じなければどうでしょう?
給料や手当は世間相場によって決まります。
なので、収入(売上)はそのままに、人よりストレス(費用)を減らせるので、得られる利益を増やすことができるんです♪
ここで、注意が必要なことが2つあります。
①得意を仕事にしろというわけではない。
企業は個人から「一日働かせる権利」を買っています。
つまり、人より得意な分、早く仕事を終わらせることができても、新たな仕事が降ってくるだけです。
企業からの評判が良くなり、食いっぱぐれることはないでしょうが、必要経費を下げることはできません。
②好きを仕事にしろというわけでもない。
いくら好きなことでも「嫌いなこと」がまったくない仕事などありません。
例えば、音楽が好きで音楽業界に入ったとしても、好きなアーティストと仕事ができるのはごく一部ですよね。
実際は、事務仕事や営業など、自分がやりたかったこととは違う仕事をすることの方が多いでしょう。
ではどうすればいいかというと、「興味を持てる仕事を選ぶ」ことだと木暮さんは言います♪
「他社の商品はなぜあんなに売れているんだろう?何が評価されているのだろう?」
「クレーマーにはどのように対応したらいいのだろう?」
そうやって興味を持つこと。
この意識の差が仕事を楽しくもつまらなくもするのです!
それではまた☆
~本日の格言~
どんな仕事も、それ自体は楽しくもつまらなくもありません。(中略)しかし、それを楽しいと感じるか、つまらないと感じるかは、みなさんの意識や気持ちによります。
木暮太一 『働き方の損益分岐点』P.232より