【読書備忘録】『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』を読んで ~成功には正しいしつこさが大切~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』という本の気づきを紹介しますね♪
目的からくる、やるべきことをしつこくやり続けることが成功への道☆
目的に対して、どうすれば最大の効果を得られるのか、試行錯誤しながら続けることが、「しつこさ」の正しい発揮の仕方です。(P67)
ものすごく頑張っている、しつこくやり続けているのに、成果が出ないことってありますよね。
著者は、成果がでないということは何かが間違っている、しつこくやり続けることは大事でも、考えなしにただ真面目にやるだけでは意味が無いといいます。
そのためには目的を意識することが大切。
上手くいかない時は、いつのまにか手段が目的に変わっていることがあるといいます。
自分が手に入れたい成果(目的)を具体的、明確にすれば、やるこべきことが明確になり、それをしつこくやり続けることで欲しい結果が得られるといいます。
例えば、あなたが何か情報を発信したいと考えたときに、同じ文言で何度も発信するのではなく、表現を変えてみる、媒体を変えてみるなどいろんな手段を試してみる。
ただ頑張るのではなく、考えながら効果的に頑張ることが大切ということですね♪
成功したいなら、他人やモノの力を借りる☆
自分の力だけでできないことがあれば、他の人やモノの力を借りればいいんです。やり続けることにこだわるなら、図太く他力でよいと考えます。(P.84)
著者が研修やコンサルで出会ったビジネスの成功者の共通点は、「成功者は、着手しただけでは絶対に終わらない」だそうです。
徹底して、必ずやりきる。
この徹底のレベルは「あらゆる手段を行使して、決めた状態に必ずする」ことだといいます。
ただし、著者は気合や根性だけで徹底的にやる続けるのではなく、それができるように別の手段を考えようと提案しています。
例えば、自分が逆上がりができるようになりたい!と思ったときに、何も考えずにガムシャラに練習するのではなく
・逆上がりの得意な子にコツを教わる
・補助ベルトを使う
・先生に放課後居残り練習に付き合ってもらう
・親に動画を撮ってもらって、修正点を検討する
・YouTubeを見て回り方を学ぶ
・逆上がりの回り方について書いた本で学ぶ
など、自分以外の人やモノの力を借りることが大切といいます。
成功するために人やモノの力を借りることは恥ずかしいことではないんですね♪
ポジティブとネガティブのバランスが「しつこくやり続ける」秘訣☆
ネガティブに偏りすぎるのはもちろん問題ですが、ポジティブさにバランスよくネガティブさが加われば無敵。特に苦しいとき、何かを始めるとき、努力を重ねる必要がある場面では、「ちょいネガ」を意識するとうまくいくようです。(P.89)
しつこくやり続けるために、楽観主義は必要不可欠といいます。
しかし、楽観主義だけでは困るというのが著者の考えです。
人間の脳は現実と幻想を見分けるのが不得意で、思い描くと脳は望みがかなったと勘違いし、実現しようというモチベーションが働かなくなるそうです。
著者は多くの成功者との出会いの中で、一流な人ほどなにかしらの「恐怖」を持っていると考えているそうです。
例えば、野球で一流のイチロー選手も「徹底」の人です。
「小さなことをやり続けて、その積み重ねで自分でも信じられない力を発揮することが出来、夢を掴むことが出来る」とイチロー選手は述べています。
やり続けないとできないとわきまえていることが、怠惰への恐怖だったり、ちょいネガがある、だからやり続ける徹底的に、そこがイチロー選手が一流である所以と著者はいいます。
このちょいネガの足し方を著書の中で2つ紹介されていたので紹介しますね♪
ひとつめは、「WOOPの法則」です。
4ステップの頭文字をとったもので、目標の達成率を上げるための法則とされています。
Wish(願望):成し遂げたい目標を書き出す。
Ocutcome(結果):目標を達成したときに手に入る結果を書き出す。
Obstacle(障害):目標達成を困難にする要因を挙げる。
Plan(計画):障害と遭遇したときにそれを克服・回避する計画を立てる。
もうひとつは、「客観視する視点を持つ」です。
定期的に自分がしていることを客観視し、軌道修正を細かくかけることで目標達成に近づくといいます。
ポジティブとネガティブのバランスを上手くとることが目標達成には重要ということですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
目的と手段をはき違えない
伊庭正康 『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』P.64