こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は『働き方の損益分岐点』という本を読み終えたので紹介しますね♪
著者である木暮太一さんは、慶應義塾大学に在学しているころから学生向けに経済学入門書を自作し、累計で5万部を突破するなどの実績をつくられています♪
大学卒業後は富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て、現在はビジネス書作家として活動しつつ、企業やオンラインサロンでの講演を多数行っている方になります♪
わたしたちはいつまでしんどい働き方をつづけるのか?
働き方改革が叫ばれる昨今、政府主導のもと新たな制度が導入されるなど、改革が推し進められていますね。
ところで、実際に「働き方が改善した」「いまの働き方に満足している」という方はどのくらいいるでしょうか?
木暮さんは、政府や企業主導の働き方改革では、企業にとって都合のよい改革であって、しんどい働き方からの開放にはなっていないのではないか?と疑問を投げかけています。
そして、労働者が本当の意味でしんどい働き方から抜け出すには、資本主義経済の構造と仕組みを理解し、自分で働き方を決める必要があると述べています♪
確かに、日本が資本主義経済であることは知っていても、それがどういうことか理解している人は多くないかもしれませんね。
本書の内容を理解するうえで、資本主義経済の理解は当然必要になってきますので、まずはこのことについて簡単に解説していきたいと思います♪
商品の値段はどうやって決まっているか?
みなさんは、商品の値段がどのように決まっているかご存知でしょうか?
これを知る上で非常に重要なキーワードが「価値」と「使用価値」です。
本書の内容を理解する上で重要なポイントであり、最も混乱するポイントでもあるので、意味の違いをしっかりと覚えておいてくださいね♪
この2つの価値には次のような違いがあります。
価値:それを作るのにどれくらい手間がかかったかで測られる
使用価値:それを使って意味があるかどうか(有益かどうか、役に立つかどうか)で測られる
おそらく多くの方は小学生の頃、商品の値段は需要と供給によって決まると習ったかと思います。
供給より需要が高いものほど値段が高くなるという考え方ですね。
ということは、より多くの人から欲しいと思われる「使って有益だと思われる商品」の方が高い。
つまり「使用価値の高い商品」の方が値段が高くなるということでしょうか?
いいえ、違います。
商品の値段は「価値」によって決まります。
それはいったいなぜなのか?
少し長くなってきたので続きはまた次回!
それではまた♪
~本日の格言~
わたしたちの働き方は、わたしたちが決めなければいけません。決して誰かが教えてくれるものではなく、誰かが調えてくれるものでもありません。
木暮太一 『働き方の損益分岐点』P.9より