大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

【読‌書‌備‌忘‌録】『現実を視よ』を‌読‌ん‌で ~カリスマ経営者・柳井正が想う日本の未来☆~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。


今回は『現実を視よ』という本を読み終えたので紹介しますね♪

 

柳井正~世界第2位のアパレルを生み出した経営者~☆

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本書は、私の大和魂である。(P.22)

 

著者である柳井正さんは、日本を代表するアパレルメーカー『UNIQLOユニクロ』や『GU(ジーユー)』の創業者☆

 

現在でも、これらのアパレルを傘下に収める株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長を務められており、会社の時価総額はアパレル関連企業において世界第2位となっています♪

 

また、カリスマ性経営手腕に加え、経営者としての理念に共感する方も多く、たくさんの経営者や有名人から尊敬されています☆

 

そんな柳井さんが本書において伝えたいことは、日本が直面している現実と未来、そして、企業と個人がもつべき「視点」について♪

 

それでは、本書から得た学びを紹介していきますね☆

 

日本が直面している現実と未来☆

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成長しなければ、即死する(P.11)

 

本書の前半で、柳井さんは世界における日本の位置づけ、そして日本が抱えている現実の問題について、次のように書いています♪

 

  • かつてアジアNo.1の経済大国であった日本は、1990年代後半から経済成長率が鈍化し、GDP国内総生産)で中国に抜かれてしまった。さらにインドやASEAN諸国など急成長するアジア諸国からも無視される国になりつつある(ジャパン・ナッシング)☆ 
  • 人材・教育においても日本は世界から取り残されており、とりわけアジアにおいての優位性もすでに無くなり、逆転されている
  • 日本が経済面・教育面において世界から取り残されている原因は、日本人が敗戦後の日本にあった「資本主義の精神」(成長をめざして自ら起業し、社会をよりよい方向に変えていく精神・理念)を無くしてしまったからである☆
  • 資本主義の精神が失われた結果、人材がサラリーマン化してしまい、社会に貢献するための自分のスキルや能力を磨かず、会社に依存する人ばかりになってしまった☆
  • 現実を変えるために政治家や官僚に期待しても、これまでの政治がそうであったように、国債の大量発行増税など、良くなるどころか悪くなる可能性の方が大きい☆
  • したがって、本田宗一郎さんがそうであったように、日本で働く人々が資本主義の精神を取り戻し経済を再建させる必要がある(ステイツマンシップ)☆

 

このように、柳井さんは今の日本の現実に警鐘を鳴らし、私たち個人の変化・行動が必要であると言います☆

 

それでは、こういった現実に打ち勝つために、具体的に何をすれば良いのか?

また、どのような考え方が必要なのか?

 

次回以降に柳井さんなりの考え方行動をまとめていきます♪

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

正常であれば、必ず成長する。

逆に成長していないのなら、何かがおかしい。

柳井正・・・『現実を視よ』P.121より

 

現実を視よ

現実を視よ

  • 作者:柳井 正
  • 発売日: 2012/09/21
  • メディア: 単行本