大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

【読書備忘録】『王様マインドと奴隷マインド』〜より広く、よい影響を与えよう〜

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

今回も引き続き『王様マインドと奴隷マインド』という本から得た学びをまとめていこう。

 

混乱を取り除こう

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人は何かを所有しているから幸福というわけではなく、むしろ、生活が複雑で面倒になってきます。

著者はこれを的外れ(混乱)の奴隷と呼んでいる。

なぜなら何かを所有することで、人生の目的とは違う方向に進んでしまったり、優先順位を間違えたりしてしまうからだ。

例えば、別荘を所有すると、家が傷まないよう、ときどき様子を見に行くことになる。掃除やメンテナンスも必要になるし、台風が来たら「大丈夫だろうか?」と心配にもなるだろう。

これでは自分の時間や労力、思考もとられ、まさに「別荘の奴隷」のような状態になってしまうのだ。

資格などもそうかもしれない。

待っていると「この資格を活かせる仕事がしたい」と考えるのは自然だが、見方によっては「資格の奴隷」だ。

 

選択の幅を狭めてしまっている。

 

現代は、いろんなモノで溢れかえり、複雑になっている。

 

後悔のない人生をおくるには、一度それらを取り除いて「自分にとって人生の成功とはなにか?」考えてみるのがいいだろう。

 

より広く、よい影響を与えよう

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人生の成功と聞いて、「自己実現」と考える人は少なくないだろう。

 

しかし本書では、「天が定めた目的を実現すること」が、本来の成功であると定義している。

 

さらに著者は、次のように述べている。

 

(前略)「人生には目的があり、その目的を達成することは、本人が幸せになるのはもちろん、周りや社会に永続的によい影響を与えるもの」です。

 

そう、本来与えられた人生の目的とは、自己実現に留まらず、永続的に社会によい影響を与えるものだと言うのだ。

 

この考え方は新鮮で、同時におもしろいとも思った。

 

なぜなら、師匠から教わってきた「共創」の価値観と似ているからだ。

 

著者は、「王様マインド」という価値観を広めていくことで、お互いが助け合う世の中を実現しようとしているのだろう。

 

世界に影響を与えようとする、その視野の広さには驚かされる。

 

また、本書にまとめられた知恵が「聖書」にのっとっていることを考えると、「お互いが助け合う世の中」とは、紀元前の人々の描いた理想の生き方でもあるのかもしれない。

 

より広く、よい影響を与えよう。

 

それではまた。


本日の格言

本当に皆が幸せになれる社会システムは、一人ひとりが王様マインドになることで、日本から生まれるように思っています。

松島修 〜『王様マインドと奴隷マインド』P71より〜

 

王様マインドと奴隷マインド

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