「仲間力」それはまさに『経営力」

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本書では、『ONE PIECE』（以下ワンピース）というマンガを題材に、「仲間力」について語られている。

この本の非常におもしろいところは、マンガを架空の世界の話で終わらせず、そこからヒントを得て、現実の世界でもつかえる力として、わかりやすくまとめられている点だ。

本書のタイトルである「仲間力」について、筆者は次のように述べている。

そして、仲間力が身につけば、きっとルフィたちのように、あなたも人生を大冒険として楽しみながら生きていけるに違いありません。

この一文を読むだけでも、生きていく上で仲間力がどれほど重要で、魅力的な能力かが伝わると思う。

でも実はそれだけではない、仲間力は経営者に求められる能力でもあるのだ。

ワンピースってどんなマンガ？

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では、そもそもワンピースとはどんなマンガだろう？

『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載が開始されたのは1997年、2019年7月時点では93巻単行本が発行されている。

2015年には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定され、コミックス92巻の時点で、全世界の累計発行部数が4億5000万部を突破している。

まさに国民的マンガであり、誰もがモンスターマンガと認める存在だろう。

しかも子どもだけでなく大人まで、文字どおり老若男女からも愛されている。

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ではなぜ、ワンピースこれほどまで多く、幅広い世代の人々から愛されているのだろう？

僕は、著者が本書の中で引用していた、とある主婦の方のコメントに全て詰まっていると思う。

「自分の息子にも、ルフィのような生き方をしてほしい」

そう、このマンガには多くの人が求めている理想の生き方が詰まっているのだ。

それは一体どんな生き方なのか？

続きはまた次回！

本日の格言

ルフィ「おれ達の命くらい

　　　　…おれには強くなんかなくたって

　　　　一緒に賭けてみろ!!!

　　　　仲間だろうが!!!!」

（ワンピース卷十八　第166話「ルフィVSビビ」より）