こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は『まんがでわかる 世界の山ちゃん 成長の極意㊤』という本を読み終えたので紹介しますね♪
今では国内外で60店舗以上展開されています。
私が住んでいる関西圏でも数店舗展開されており、神戸のお店(現在閉店)でセミナー終わりに仲間と一緒にごはんに行った思い出深いお店でもあります♪
世界の山ちゃんは、創業者である山本重雄会長が一代で今の事業規模まで成長させた飲食店です。
本書は、そんな山本重雄会長をいちばん身近で見ていた、奥さんの山本久美さん(現㈱エスワイフード 代表取締役)が監修された本になります。
久美さんは、重雄会長は特別な才能を持っていたわけではないといいます。
そのかわり、当たり前のことを当たり前として、真面目にコツコツとやるということを実行して、今の成功があるといいます。
本書では、山ちゃんが現在の規模に至るまでのエピソードが多数語られており、いずれのエピソードも、本当に才能ではないということを感じました。
今回はその中でも印象的だったものを紹介していきますね♪
当たり前を徹底的にやることが、成功の秘訣☆
「特別な才能があったわけではない。けれど当たり前のことを真面目にコツコツ、ひたすらやっていくことができた人」(P.20)
これは、久美さんからみた重雄会長の姿です。
このことを裏付ける、エピソードをひとつ紹介します。
重雄会長は、松下幸之助氏の「広告は経営者が精神を込めてやる」という言葉から、広告にすごいこだわりがあったそうです。
一般的に広告は、担当部署と製作者サイドがやり取りを行い、経営陣は出来上がった広告をみて判断します。
しかし、重雄会長は自らが広告制作の最前線に立ち、何度も制作現場に通い、妥協をしなかったそうです。
ここまでこだわりがあるのは、広告がお店のアピール、興味をもってもらうものであり、お店を知らないお客様とのファーストコンタクトだからといいます。
そう考えると、徹底的にこだわったのも納得がいきますよね。
こういう小さな当たり前のことを、徹底して行うことが大切ということですね♪
できないであきらめない、どうやったらできるか考える☆
それも「うちでは無理だ」と思考までネガティブにならず、「どうやればうちでも提供できるのか」を突き詰めていったからです(P.33)
実はこれ、名古屋の「風来坊」というお店の手羽先の真似から生まれた商品だそうです。
しかし、当時のお店は重雄会長1人で切り盛りしていたため、味付けの工程や手羽先の仕込みなどを全部真似ることができませんでした。
多くの人はこの時点で、「手羽先を提供するのは無理」と諦めるかもしれませんが、重雄会長は諦めずに「どうしたら自分の店で提供できるか」を考えて、試行錯誤されたそうです。
その結果、風来坊とは違う、世界の山ちゃん独自の手羽先が生み出されたそう。
すぐに諦めるのではなく、今ある自分のリソースでどうやったらできるようになるかを考えることが成功の第一歩ということですね♪
「継続は力なり」やるからには必ず続ける☆
まさに、「継続は力なり」を体現しているのが、「てばさ記」なのです。(P.100)
山ちゃんでは、席に案内されるまでにお客様が少しでも楽しめるようにと、様々な仕掛けがあるそうです。
その1つが久美さんが創刊以来作成している「山ちゃんかわら版通信・てばさ記」。
記事の内容は、芸能人の来店情報や新店情報などの一般的な広報に加え、子育て奮闘記のようなプライベートなものまで多岐にわたるそうです。
そして、「てばさ記」は全て手書きでつくられているというこだわりがあります。
こういった広報誌はいつの間にか発行が遅れてうやむやになってしまうことが珍しくないですが、「てばさ記」は遅れることなく、発行され続けているそうです。
その結果、「てばさ記」を楽しみにする人がでてきているそうです。
やるからには徹底して真面目に継続し続ける。
継続するから結果が出てくる。
小さなことでも、やり始めたらやり続けることが大切ということですね♪
それではまた☆
~本日の格言~
いちばん身近で見ていた私からすると特別な才能は何も持っていない人でした。ただひとつ人のよりも優れていたのは「当たり前のことを当たり前として、真面目にコツコツやる」というのを誰よりも実行できるという点です。
山本久美『まんがでわかる 世界の山ちゃん 成長の極意㊤』P.4