【読書備忘録】『熱狂宣言』を読んで ~人気ノンフィクション作家が綴る経営者・松村厚久の半生☆~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は『熱狂宣言』という本を読み終えたので紹介しますね♪
著名人から信頼されるノンフィクション作家・小松成美☆
私は自分の本を書いてもらう方を決めています。その作家は、村上龍さんか小松成美さんです(P.39)
著者の小松成美さんは、小説や有名人の自伝を中心に執筆活動をされている、女性のノンフィクション作家です♪
代表作としては、有名なサッカー選手・中田英寿さんの自伝『中田英寿 鼓動』や『中田英寿 誇り』、X JAPAN元メンバーのカリスマミュージシャン・YOSHIKIさんの自伝『YOSHIKI/佳樹』があり、その他、数多くのベストセラーを生み出しています♪
本書『熱狂宣言』も10万部を超えるベストセラーのうちの一つ。
そんな小松さんが本書でモデルとしているのは、若年性パーキンソン病との闘病のかたわらで、外食産業において東証一部上場を成し遂げた株式会社ダイヤモンドダイニング社長・松村厚久さんです☆
壮絶な闘病と躍進を遂げる外食業界のスター・松村厚久☆
熱狂こそ、生きる証し。熱狂こそ、試練への答え。俺は何が起きようと屈しない。(P.15)
と、松村さんは自分への宣誓として述べられています。
株式会社ダイヤモンドダイニングは、1996年3月に松村さん自身が前身となる会社を創業☆
2001年6月に「VAMPIRE CAFE」のオープンを皮切りに飲食店経営を開始し、次第に経営規模を拡大していきました☆
そして、2010年10月に100店舗100業態(100個の店舗で異なる100個のコンセプト・スタイルにすること)を達成します☆
この100店舗100業態は、チェーン展開(同じコンセプト・スタイルの店舗を増やす方法)で店舗を増やすことが主流の外食業界において、「あり得ない目標」とされていましたが、松村さんはその常識を打ち破ったのです♪
さらに2014年にJASDAQから東証二部に市場変更、2015年には東京一部に指定替えし、日本を代表する外食産業企業となっています☆
こうして会社が華々しい躍進を遂げる中、松村さんは難病である若年性パーキンソン病と闘い続けていました。
若年性パーキンソン病は、手足のふるえや筋肉のこわばり、転びやすくなるなどの運動症状を主とする病気で、時間経過とともに病状が進行していきます。
ときには疲れやすくなったり、うつ症状が起こることもあるそうです。
松村さんは2005年春に初期症状を自覚し、現在も闘病を続けられています☆
つまり、病気が発症してから、5年で100店舗100業種を達成し、10年で東証一部上場を果たしたということなのです☆
どのように会社を成長させ続け、常識を打ち破って来られたのか。
本書から得られた学びについて、次回以降まとめていきますね♪
それではまた☆
~本日の格言~
俺は誓う。
自分が存在する限り、たとえ何が起ころうとも、屈しない。
必ず、熱狂を起こし続ける!
松村厚久・・・小松成美『熱狂宣言』P.15より