おはようございます。
中野祐治です。
前回の続きです♪
うまくいかない人間関係逆転の法則
松村 亜里 著
●「犠牲者」「迫害者」「救済者」という関係性
前回、ドラえもんの世界でののび太やジャイアンとスネ夫、ドラえもんの例がありました。
どろどろトライアングルの三者の登場人物に当てはめると、
のび太は「犠牲者」、ジャイアンやスネ夫は「迫害者」、ドラえもんは「救済者」です。
この関係性では、のび太はいつまでたっても犠牲者で、ジャイアンやスネ夫にいじめれられ続け、そのたびにドラえもんが登場し、道具を出して解決しておしまい。状況は変わりません。
本来であれば、そのループから抜け出すために、自分の人生を切り開くと決めて「クリエイター」として羽ばたいていがなければなりません。
では、なぜこのような関係が繰り返されるのでしょうか。
●「犠牲者」は犠牲者のままでいたがる
犠牲者はどろどろトライアングルの主人公。酷い人にやられ、無力感を覚えています。
犠牲者の役割の人の心の底には「喪失体験」があります。
そして犠牲者の本心は、「あまり変わりたくない」のです。
実際に、無意識に被害者のポジションを探しているのです。
なぜでしょう。
それは、「犠牲者」は、とても楽な立場だからです。
●「迫害者」は人を非難して攻撃したがる
「迫害者」は「犠牲者」を傷つけ、悲しませる、苦しませるなど、犠牲者の苦しみの原因とされる人や状況のことを言います。
迫害者は犠牲者の弱みや欠点を指摘し責めることで、犠牲者の「かわいそうな自分」という思いを、より一層強くさせるのです。
迫害者の人は、じつは「元犠牲者」であることが多く、迫害者自身も自分を犠牲者だと思っていることが多いです。
テロリストが、
「社会が悪いから、自分はこうならざるを得なかった。自分は犠牲者だ」と思っているかもしれません。
見かけはおそれがないかのように見えるかもしれませんが、迫害者の役割の人は、もともと嫌な思いをさせられてきた経験があるから、ふたたび犠牲者になることを極端に恐れているのです。
●「救済者」は自分の価値を感じていたい
「犠牲者」と「迫害者」の間に、颯爽と登場するのが「救済者」です。
救済者の役割は、犠牲者を辛い場所や危険なところから解放してあげたり、悪から救ったりします。
犠牲者にとっても、まわりの人から見ても、救済者は「いい人」に見えます。
しかし、救済者は本当にいい人なのでしょうか。
必ずしもそうではありません。むしろ、犠牲者をどんどんダメにしてしまうことも多いのです。
それは、のび太のように、救済者が犠牲者の問題を代わりに解決してあげるため、犠牲者自身に問題を解決する能力が身につかないからです。
また、救済者の心にあるのは、「自分には価値がないのではないか?」という恐れです。
それを払拭してくれるのが人の役に立つことです。
そして無意識のうちに、「犠牲者には良くなってほしくない」と思っているかもしれません。
なぜなら、「犠牲者」だった人がよくなってしまったら、自分が必要とされなくなるからです。
それでは、どうすればこの関係から抜け出せるのでしょうか。
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続きは本書で♪
下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)