中野祐治が尊敬する経営者紹介:堀江裕介氏(dely株式会社)
『偉くなってヨイショされるようになったら終わり。僕は仲間や社員、まわりに常にいじられるような経営者でありたい。』
これはレシピ動画サービス『クラシル』を運営している、dely株式会社の代表取締役社長 堀江裕介氏の言葉だ。
格言と言ってもいいかもしれない。
堀江裕介氏から学ぶ、戦略的な『人間力』とは
dely株式会社を立ち上げたのは、慶応義塾大学在学中。
『クラシル』を大ヒットさせ、ヤフーと戦略的パートナーシップを締結するなど、今まさに大活躍している若手実業家だ。
特に目をみはるのは、その資金調達能力だ。
クラシルのサービスをスタートした1年後には30億を、その2年後にはヤフーが93億を投じて連結子会社化をするまでになっている。
いったいどんなテクニックがあるのかと思いきや、
そんな彼が大切にしているのは『人間力』だという。
冒頭にも書いたが、堀江氏が目指しているのは、
『まわりに常にいじられるような経営者』なのだ。
知的で論理的そうな彼の見た目には、ちょっと意外で、興味を惹かれた。
インタビューや動画を拝見した限り、やはり彼は論理的で、とてもリアリストだと思う。
まとめ:魅力的な経営者に必要なモノとは
資金調達のために綿密にストーリーをつくり、そのキャラを演じたり。
『孫さんを超えたい』と言い続けることでヤフーとのパートナーシップを実現したりと、彼の行動は非常に意図的で計画的だ。
だが、それと同時に情熱的で面白い。
『こいつの人生に一枚噛みたいと思わせる人間力が肝』
そう言う彼には、確かに注目したくなる魅力がある。
『一度、失敗した若い起業家が再起に挑戦する。失敗を恐れないやんちゃな若者が勢いよく言葉とともに、仲間とのし上がる──。』
これは、一度会社を潰しかねないほどの経験をした堀江氏が考えた、再起へのストーリーだ。
ヒット漫画のセオリーをヒントに思いついたというそのストーリーは、聞くだけでなんだかワクワクして、応援したくなる。
そうだ、僕もまだここからだ。
まだまだ人間力はあげられる。