大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

読書備忘録】『GACKT超思考術』を読んで ~稼ぐための思考術~ 

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

引き続きGACKT超思考術』という本から得た学びについて、お話しますね♪

 

成功者とは「すぐやる」「成功するまでやり続ける」大馬鹿者☆

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「【大馬鹿】と【馬鹿】、そして【普通】と【天才】。この中で、誰が一番結果を出すのが早い?」(P.69)

 

この質問は昔、ある人がGACKTさんにしたもので、GACKTさんは【天才】と回答したそうです。

 

しかし、答えは【大馬鹿】が一番結果を出すのが早いと教えてもらったそうです♪

 

その理由は、「やれ、と言われた瞬間に考えることなく行動し、結果を出すまで必至だから」と。

 

次に【天才】で「動かなければ結果はでないと理解している」ため。

 

その次は【普通】で「結果を出すところまでたどり着けない」ため。

 

最後は【馬鹿】で「行動すらしない」ため。


この理由を聞くと、確かに【大馬鹿】が結果を出しそうですよね♪

 

まずはやってみる!やらないと分からない!というマインドと、即行動する行動力が大切ということですね☆

 

ビジネスの基本は相手が望むものを提供すること☆

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モノだけを売ろうとするな。人はモノにだけ惹かれて買いものをするわけではない。(P.82)

 

これは、「最新の商品を安く作っているのに、売り上げが伸びないのはなぜか?」という質問に対する、GACKTさんの回答です。

 

GACKTさんのライブは【一定の時間に行う演奏】を売っているわけではなく、【予想を超えた感動】【驚き】【いい意味での裏切り】【満足度】を売っているといいます。

 

常に、ファンをどう感動させ、満足させればいいか?ということを考えているそうです♪

 

だから、お客さんから「楽しかった」、「予想外のライブで楽しかった!」、「また行きたい!」という評判をもらえるんですね。

 

ビジネスも、自分の商品を押し付けるのではなく、相手が望むものを提供する、という点では共通していますよね☆

 

とことん真似る人が成功する☆

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成功し続ける人間は、他のモデルを真似することを厭わない。(P.97)

 

これは、「いいビジネスモデルを見つけたが、真似したくない。どうしたら、オリジナリティを出せるのか?」という質問に対する、GACKTさんの回答です。

 

何か新しいことをするときに最初にすることは、同じ、または近いジャンルの成功者が構築したビジネスモデルを【真似る】ことだと言います。

 

1つのモデルで成功するまでには、いくつものトライ&エラーの積み重ねがあると。

 

オリジナリティとは、その上手くいったモデルを真似て、軌道修正、付加価値を繰り返した結果、出来てくるものだといいます♪

 

GACKTさんがオンラインサロンをしているのも、より身近で真似ができるようにという狙いがあるのかもしれませんね。

 

真似ることは恥ずかしいことではなく、成功するための一つの要因なんですね☆

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

真似することを躊躇うな

 GACKTGACKT超思考術』P.96

GACKT 超思考術 (NORTH VILLAGE)

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  • 作者:GACKT
  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 


 

 

【読書備忘録】『GACKT超思考術』を読んで ~結果を出すための思考術~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

今回はGACKT超思考術』という本を読み終えたので紹介しますね♪

 

GACKTさんは誰もが知っている超有名人ですよね♪

 

アーティストとしての実績はもちろん、今では俳優や声優など幅広い活動をされています☆

 

さらには芸能活動以外にもYoutubeやオンラインサロンなど、実業家としても活躍されてます♪

 

本書は、そんな素晴らしい結果を出されているGACKTさんへの一問一答形式で、書かれています♪

 

また、その回答にGACKTさんの補足説明も加えられており、GACKTさんがどのように物事を捉えているのかが、わかりやすくまとめられています☆

 

今回は、その中でも特に結果を出すのに重要と感じた内容を抜粋して紹介していきますね☆

 

成功はやり続けること☆

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やれば成功する可能性が生まれ、やらなければ、ゼロだ。成功するまでやれば絶対に成功する。(P.25)

 

これは、「成功者のノウハウをそのままやるだけで、本当に成功できるのか?」という質問に対するGACKTさんの回答です。

 

ビジネス書などを読んで学んでいる人はたくさんいると思います。

 

しかし、そのほとんどが行動に移さない

 

だから、自分が得た知識を行動に移せば、他より抜きんでることができるとGACKTさんはいいます♪

 

成功するかどうかは、まず、「やるか」「やらないか」の違いだけなんですね☆

 

まずは目的地を明確にする☆

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まずは、逆算した地図を手に入れろ。人生という冒険は、そこから始まる。(P.31)

 

これは、「将来の夢はあるけどどうしたら叶うのか分からない!」という質問に対するGACKTさんの回答です。

 

将来の夢が漠然としていると、やるべきことが見えず、どうしたらいいのか分からなくなりますよね。

 

そのため、まずは「なりたいモノ」と「やりたいコト」の明確な将来像、つまり目的地を描くこと。

 

その目的地に対して「いつ」「どこで」「何をすべきか」が見えている必要があるといいます♪

 

つまり、今の現在地から目指す目的地までの「逆算の地図」が描けているかが重要であるということです☆

 

無計画にがむしゃらに走るのではなく、目的地を明確にして、そこまでのルートを描いて走ることが大切なんですね☆

 

何からでも学ぶ、学びに終わりはない☆

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1から100を学ぶ(P.50)

 

これは、GACKTさんのように知識をつけ、人間的に成長するためには何を学ぶべきか?」という質問に対するGACKTさんの回答です。

 

学ぶべきものは1つではないし、これを学べば正解というものはない、どんなモノにも学びはあるといいます☆

 

例えば、GACKTさんがワインを飲むとき、味わうだけではなく、いつ、どこで造られたか、品種は?など様々な観点で愉しむそうです♪

 

どんなものにも、ディティールやバックボーン、理由があると。

 

それらを日々意識することで、どんなものからでも学びがあるといいます。

 

GACKTさんが出会ってきた成功者の方も、小さな事柄から、たくさんの学びを得ているといいます。

 

同じものを見ても、そこからどれだけ学びを得れるかによって結果が変わってくるということですね☆

 

スキマ時間の使い方で結果が変わる☆

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時間は有限、使い方は無限。(P.54)

 

これは、「社会に出たら時間がなかなかなくて、どうやったら時間を作れるか?」という質問に対するGACKTさんの回答です。

 

GACKTさんは撮影の合間、仕事と仕事の合間、移動時間中などの「隙間時間」を有効活用しているといいます。

 

この時、合間の時間に達成するべき課題と期限を決めているそうです。

 

そうすると、「それまでに終わらせる!」と集中力が増し、先延ばしにしないクセをつけることができるのだとか♪

 

GACKTさんは、この隙間時間の積み重ねによって、多くのことを学んできたのだとか☆

 

「まとまった時間があったらやろう!」と考えがちですが、ちょっとした隙間時間を上手に使う。積み重ねで結果が大きく変わるということですね♪

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

目指す場所が具体的でないと、目的地までの地図を描くことも不可能

 GACKTGACKT超思考術』P.30より

 

GACKT 超思考術 (NORTH VILLAGE)

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【読書備忘録】『働き方の損益分岐点』を読んで ~ 労力と時間を投資しよう♪ ~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

引き続き『働き方の損益分岐点という本から得た学びについて、まとめていきますね♪

 

前回、会社員の利益も企業同様、「売上-費用」で計算できること。

 

そして、会社員が利益を増やすために費用(肉体的・時間的労力や精神的苦痛)を減らす方法についてお話しました♪

 

nakanonakanox.hatenablog.com

 

今回は、売上(年収・昇進から得られる満足感)を上げる方法についてお話したいと思います♪

 

毎日毎日ジャンプする働き方をしてませんか?

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たしかに、毎日毎日ジャンプすれば、高いところに手が届きます。ただしそれは、その日だけです。翌日もまたゼロからジャンプしなければいけません。(P.171)

 

多くの人は、今の2倍の給料をもらうには、今の2倍働く必要があると考えるのではないでしょうか?

 

わかりやすい例で言うと、残業代がまさにそうですね。

 

しかし、それでは給料(売上)が増えたとしても、同じだけ労力(費用)も増えてしまい、結果得られる満足度(利益)は変わりません。

 

そればかりか、同じだけの給料を得るには同じだけの労力を毎日繰り返さなくてはならないのです。

 

木暮さんはこの状態を、目標に向けて毎日全力ジャンプしているようなものだといいます。

 

そんな生活を毎日繰り返すのはしんどいですよね。

 

ではどうしたらいいのでしょう?

 

努力の方向性を変えよう♪

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何度もくり返しますが、給料がいくらになるか、その基準金額を決めているのは「労働力の価値」です。ということは、労働力の価値が変わらなければ、給料の基準金額も変わらないのです。(P.172

 

以前お話した通り、給料の金額労働力の価値ベースに決まっています。

 

ここで、価値とは「それを作るのにどれくらい手間がかかったかで測られる」でしたね♪

 

例えば、新入社員くらべて10年目社員とでは知識や経験、スキルに10年分の差があると考えられます。


このため、労働力の価値高くなり、給料高くなります。


年功序列で給料があがるのはこのためです♪


このことから木暮さんは「労働力の価値を上げる努力をするべきだ」と言います。


例えば、社長やメンターのカバン持ちをして、重要顧客との打合せに参加する。


休日を利用して他業種の人と交流を持ったり、セミナーに参加してみるのも良いかもしれません。


ここで気になるのは「どんな知識やスキルを身につけるべきか?」ということですね。


その指標は「賞味期限が長い」ことです。


例えば、SEは努力してプログラミング言語をマスターしても、10年後には新しい言語にとってかわられている、なんてことがあります。


つまり、今の努力が未来に残りにくいということです。


では、どういう能力が賞味期限が長いのでしょう?


例えば、次の2つがあげられます。


・営業力

物やサービスを売る能力はいつの時代も必要とされていますね♪


・コミュニケーション能力

youtuberやオンラインサロンのようにファンビジネスが注目される現在、コミュニケーション能力の価値は、より一層高くなっているように感じます♪


ただし、すべての努力が実るとは限りません。


スティーブ・ジョブス「connecting the dots」という言葉を残しています。


残してきた点と点が全て未来へ繋がるとは限らない。


それでも信じて、理想を描いて今日に投資する。

 

その積み重ねの結果が、成果に繋がるのです♪


それではまた☆

 

~本日の格言~

人は、1年でできる事を過大評価し、10年でできる事を過小評価しすぎる

アンソニーロビンス 『働き方の損益分岐点』P.303より

 

 

 

【読書備忘録】『働き方の損益分岐点』を読んで ~ ストレス改革をはじめよう♪ ~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

引き続き『働き方の損益分岐点という本から得た学びについてまとめていきたいと思います♪

 

前回、会社員の給料は「明日も同じように働くために必要な経費」によって決まるとお話しましたね♪

 

人一倍努力して成果を出しても、他の人と給料がたいして変わらない。

 

その原因はここにあったのです!

 

では、会社員が豊かになるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

今回はこの疑問に対する木暮さんの考えをまとめていきたいと思います♪

 

仕事から得られる利益を最大化しよう♪ 

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「100万円が欲しいですか?」と聞かれたら、ほとんどの人が「YES」と答えるでしょう。しかし、「100万円をあげるから、その代わりに1年間、奴隷になってください」と言われたら、どうでしょう?(P.191,192) 

 

例えば、企業であれば利益を計算する方程式は簡単ですね。

 

『利益=売上 ー 費用』です。

 

小暮さんは、企業だけでなく個人も、まったく同じように捉えることができると考えています♪

 

では、会社員にとっての売上費用とは何でしょう?

 

簡単にまとめると次の通りです♪

 

売上:年収・昇進から得られる満足感

費用:肉体的・時間的労力や精神的苦痛

 

ここで1点補足しますが、仕事から得られる満足感(売上)は、収入や昇進だけじゃないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

確かに、「成長」であったり「社会貢献」など人それぞれたくさんあるかと思います。

 

しかし、ここでは企業と同じように、あくまで会計的に「形」として見えるものについてのみ考えていきますね♪

 

さて、では利益を増やすにはどうしたらよいかというと、

 

①売上を上げる

②費用を減らす

 

の2通りの方法しかありませんね!

 

それではまず費用を減らす方法から考えてみましょう!

 

「興味がある」を仕事にしよう♪

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働き方改革は、ストレス改革出なければいけません。(P.8)

 

個人が費用を減らすには「世間相場よりストレスを感じない仕事を選ぶ」ことだと木暮さんはいいます♪

 

それはなぜか?

 

以前お話した通り、給料は「明日も同じように働くために必要な経費」によって決まります。

 

そしてここには、精神的疲労を回復させるための費用も含まれます。

 

例えば、編集者は昼夜・土日を問わず、いつでも仕事モードでいなければならないため、そのストレスを解消するための費用として「編集手当」が給料に上乗せされるそうです☆

 

ここで、もし自分が世間一般より編集の仕事にストレスを感じなければどうでしょう?

 

給料や手当は世間相場によって決まります。

 

なので、収入(売上)はそのままに、人よりストレス(費用)を減らせるので、得られる利益を増やすことができるんです♪

 

ここで、注意が必要なことが2つあります。

 

①得意を仕事にしろというわけではない。

 

企業は個人から「一日働かせる権利」を買っています。

 

つまり、人より得意な分、早く仕事を終わらせることができても、新たな仕事が降ってくるだけです。

 

企業からの評判が良くなり、食いっぱぐれることはないでしょうが、必要経費を下げることはできません。

 

②好きを仕事にしろというわけでもない。

 

いくら好きなことでも「嫌いなこと」がまったくない仕事などありません。

 

例えば、音楽が好きで音楽業界に入ったとしても、好きなアーティストと仕事ができるのはごく一部ですよね。

 

実際は、事務仕事や営業など、自分がやりたかったこととは違う仕事をすることの方が多いでしょう。

 

ではどうすればいいかというと、「興味を持てる仕事を選ぶ」ことだと木暮さんは言います♪

 

「他社の商品はなぜあんなに売れているんだろう?何が評価されているのだろう?」

「クレーマーにはどのように対応したらいいのだろう?」

 

そうやって興味を持つこと。

 

この意識の差が仕事を楽しくもつまらなくもするのです!

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

どんな仕事も、それ自体は楽しくもつまらなくもありません。(中略)しかし、それを楽しいと感じるか、つまらないと感じるかは、みなさんの意識や気持ちによります。

木暮太一 『働き方の損益分岐点』P.232より

 

 

【読書備忘録】『働き方の損益分岐点』を読んで ~あなたは今の働き方で満足ですか?~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

引き続き『働き方の損益分岐点という本から得た学びについて、お話しますね♪

 

商品の値段は「価値」によって基準が決まる☆

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世の中の商品の値段は、まずその商品が持っている「価値」が基準になっています。(P.66)

 

まずは簡単に前回のおさらいをしますね♪

 

商品の値段はどのように決まるのか?

 

それを知るには、まず「価値」と「使用価値」について知る必要があるんでしたね。

 

それぞれ次のように意味が異なります。

 

価値:それを作るのにどれくらい手間がかかったかで測られる

 

使用価値:それを使って意味があるかどうか(有益かどうか、役に立つかどうか)で測られる

 

そして、商品の値段は「使用価値」ではなく「価値」によって決まります。

 

それはなぜか。

 

例えば、家と電球をイメージしてみてください。

 

どちらも生活する上で欠かせない、使用価値は高い商品ですね。

 

しかし、この2つが同じ値段になることはありません。

 

なぜなら「価値」が違うからです。

 

家を一軒立てるのに必要な建材・手間・時間と、電球を1個作るのに必要な材料・手間・時間は明らかに違いますね♪

 

その差が商品の値段の差になっているのです!

 

つまり商品の値段は「価値」を基準に決まるということですね☆

 

給料はどのようにして決まっているのか?

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わたしたちは、知らず知らずのうちにこのルールで生きている(P.102)

 

会社員にとって、自分のお給料がいくらなのかは非常に気になるところだと思います。

 

しかし、それがどのように決まっているかを知っている人は多くないかもしれませんね。

 

結論からの述べると、日本では多くの場合「明日も同じように働くために必要な経費」によって給料が決まっています。

 

なぜか?

 

経済学的に見れば、労働力も商品と言えます。

 

つまり人を雇うということは、実業家が社員から労働力を買うといえるんですね♪

 

ではこの労働力の値段はどのように決まっているのかと言うと、商品同様「価値=それを作るのにどれだけ手間がかかったか」によって決まるのです♪

 

要は、明日1日働くために必要な費用のことです。

 

例えば、明日も仕事をするにはご飯を食べる必要がありますね。

 

家で寝て休む必要もあります。

 

もちろん衣類も必要ですし、リフレッシュに飲みに行くことや、友人と連絡を取り合うための通信費用も含まれます♪

 

これらの費用を合計したものが、あなたのお給料となるのです☆

さて、だいぶ資本主義経済の仕組みが理解出来てきたかと思います♪

 

次回はいよいよ、木暮さんの考える資本主義経済の中で豊かに生きる方法を、まとめていきますね♪

 

それではまた☆

 

~本日の格言~

いまの働き方に疑問を持っているだけでは、転職や独立、ワークライフバランスを考えてもあまり意味はありません。

しんどい働き方は、もっと根本的なところから考え、変えていかないといけないのです。 

木暮太一 『働き方の損益分岐点』P.18より

 

 

 

【読書備忘録】『働き方の損益分岐点』を読んで ~しんどい働き方、してませんか?~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

今回は『働き方の損益分岐点という本を読み終えたので紹介しますね♪

 

著者である木暮太一さんは、慶應義塾大学に在学しているころから学生向けに経済学入門書を自作し、累計で5万部を突破するなどの実績をつくられています♪

 

大学卒業後は富士フイルムサイバーエージェントリクルートを経て、現在はビジネス書作家として活動しつつ、企業やオンラインサロンでの講演を多数行っている方になります♪

 

わたしたちはいつまでしんどい働き方をつづけるのか?

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働き方改革が叫ばれる昨今、政府主導のもと新たな制度が導入されるなど、改革が推し進められていますね。

 

ところで、実際に「働き方が改善した」「いまの働き方に満足している」という方はどのくらいいるでしょうか?

 

木暮さんは、政府や企業主導の働き方改革では、企業にとって都合のよい改革であって、しんどい働き方からの開放にはなっていないのではないか?と疑問を投げかけています。

 

そして、労働者が本当の意味でしんどい働き方から抜け出すには、資本主義経済の構造と仕組みを理解し、自分で働き方を決める必要があると述べています♪

 

確かに、日本が資本主義経済であることは知っていても、それがどういうことか理解している人は多くないかもしれませんね。

 

本書の内容を理解するうえで、資本主義経済の理解は当然必要になってきますので、まずはこのことについて簡単に解説していきたいと思います♪

 

商品の値段はどうやって決まっているか?

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みなさんは、商品の値段がどのように決まっているかご存知でしょうか?

 

これを知る上で非常に重要なキーワードが「価値」「使用価値」です。

 

本書の内容を理解する上で重要なポイントであり、最も混乱するポイントでもあるので、意味の違いをしっかりと覚えておいてくださいね♪

 

この2つの価値には次のような違いがあります。

 

価値:それを作るのにどれくらい手間がかかったかで測られる

使用価値:それを使って意味があるかどうか(有益かどうか、役に立つかどうか)で測られる

 

おそらく多くの方は小学生の頃、商品の値段は需要と供給によって決まると習ったかと思います。

 

供給より需要が高いものほど値段が高くなるという考え方ですね。

 

ということは、より多くの人から欲しいと思われる「使って有益だと思われる商品」の方が高い。

 

つまり「使用価値の高い商品」の方が値段が高くなるということでしょうか?

 

いいえ、違います。

 

商品の値段は「価値」によって決まります。

 

それはいったいなぜなのか?

 

少し長くなってきたので続きはまた次回!

 

それではまた♪


~本日の格言~

わたしたちの働き方は、わたしたちが決めなければいけません。決して誰かが教えてくれるものではなく、誰かが調えてくれるものでもありません。

木暮太一 『働き方の損益分岐点』P.9より

 

 

 

 

【読書備忘録】『「鬼滅の刃」流 強い自分の作り方』を読んで ~強く成長するための行動~

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

引き続き『「鬼滅の刃」流 強い自分の作り方』という本から得た学びについて、お話しますね♪

 

今回は「強く成長するための行動」について紹介していきます☆


ばか正直なほどの素直さで、まずは取り組んでみる☆

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素直に人の言うことを聞く。素直に前を向く。素直に相手の強さを認める。(P.90)

 

井島さんはこの姿勢こそが炭次郎が強くなった源であるといいます♪

 

師匠(メンター)である鱗滝に課せられた特訓は、無理難題なものばかり。

 

石や丸太や刃物が無数に襲い掛かってきて、落とし穴までありむちゃくちゃです。

 

そのうえ、転がされたり、叩かれたり、怒られたり。

 

それでも炭次郎は文句ひとつ言わず、言われた通りに鍛錬に励みます。

 

これを受けて井島さんは、最近の学生と接していると、素直さに欠ける様子が伺えるといいます。

 

なにか課題があると、やる前に結果や可能性を決めつけてしまい、素直に取り組まないことが多々あるそうです。

 

楽しいか楽しくないか、良いか悪いか、自分に向いているかいないかは、やってみてから判断すればいい(P.94)

 

やってみて、初めて面白さに気づくことは沢山ありますよね♪

 

やる前からいろいろと決めつけるのではなく、言われたことを素直にまずは取り組んでみることが大切ということですね♪

 

己の限界までとことん鍛える☆

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「死ぬほど鍛える 結局それ以外にできること ないと思うよ」(1巻 第5話「炭次郎日記・後編より)(P.112)

 

これは、炭次郎が岩を斬る修行の際に亡霊として現れた真菰(かつての鱗滝の弟子)が、強くなるためにどうしたらいいかを炭次郎に説いた一言です。

 

また、鬼殺隊の中でも、選び抜かれた剣士のみで構成されている「柱」というエリート部隊があります。

 

ここの剣士たちは、あらゆる面で力量がずば抜けています。

 

もともとの持って生まれ持った才能やセンスもあるでしょうが、それ以上に人並以上の努力を欠かせない。だから、圧倒的な力を得られるのだといいます。


現実の世界でも、一流のプロスポーツ選手であれば、限界ギリギリのトレーニングを積み重ねて、技術を磨いてきた。ノーベル賞を受賞する科学者や研究者は、ふつうの人には想像できないような努力をしていますよね♪

 

歴史にその名を刻むほどの突出したなにかを達成しようとするならば、炭次郎とまではいかずとも、限界ぎりぎりまで己を鍛え上げなければならないものです(P.115)

 

と井島さんは言います☆

 

自分がこの分野のプロになる!と思ったら、やるべきことを限界までやり抜くことが大切なんですね☆

 

考えるよりまずは行動しよう☆

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「鱗滝さんに習った呼吸術”全集中の呼吸”(中略)お前は知識としてそれを覚えただけだ お前の体は何もわかってない」(1巻 第5話「炭次郎日記・後編」より)(P.116)

 

これは、鱗滝から岩を斬るように命じられた時に、どうやっても斬ることが出来ずにわめき散らす炭次郎に、あらわれた錆兎(かつでの鱗滝の弟子の亡霊)が言った言葉です。

 

どんなに高度な技術でも、頭で覚えただけで実践しなければ価値がないと教えてくれています♪

 

この考え方は、キャリア理論の代表的な考え方の一つだそうです♪

 

(前略)「行動した人には得られるものがあるが、行動しなくて考えているだけの人には、なにも起こらない」とも言えるでしょう。(P.119)

 

そう井島さんは言います。

 

今は講演会、セミナー、読書など知識をつける場所は沢山ありますが、それを行動に移さないとなにも変わらないということですね☆


チーム力は無限の可能性☆

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1人でできることには限界がある。無理せず他人を頼ることも大事。チームを組めば、個々の能力の足し算ではなく掛け算になることもある(P.125)

 

組織に成功をもたらすために大事になるのは、チームワーク、共に闘う姿勢、助け合いの精神が大切と井島さんは言います。

 

炭次郎とその仲間たちには、このことが分かるエピソードが沢山あります♪

 

例えば、炭次郎と伊之助が下弦の伍の累という鬼(通常の鬼よりちょっと強い)と戦ったシーン。

 

鬼を倒すには頸を斬る必要があるが、そもそも頸がない。そこで炭次郎は自分よりも力が強い伊之助に「頸の付け根から脇下まで袈裟斬りにする」という方法を提案しました。

 

炭次郎は敵の攻撃を阻止し、その隙に伊之助が鬼の頸を斬ることで倒すことができました♪

 

それぞれの長所を生かして、1人では無理でも、2人なら問題を解決できたというエピソードです☆

 

ただ井島さんはチームについて気を付けてほしいことがあるといいます。

 

仲間に頼るというのは寄りかかって頼りきりになるのとは違う。あくまで重要なウエイトは個人の能力といいます。

 

自分の能力を磨いたうえで、それをチーム全体の力にする。自分の良さを仲間にも生かしてもらう。(P.128)

 

これが本当のチームであるといいます。

 

個人が力をつけて、その上でそれぞれの長所で補い合うことで、チームとしての力を発揮できるということですね☆


それではまた☆

 

~本日の格言~

歴史にその名を刻むほどの突出したなにかを達成しようとするならば、炭次郎とまではいかずとも、限界ぎりぎりまで己を鍛え上げなければならないものです。

井島由香『「鬼滅の刃」流強い自分の作り方』P.115

 

『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

『鬼滅の刃』流 強い自分のつくり方

  • 作者:井島由佳
  • 発売日: 2020/04/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)