起業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

思考の質が「伝わり方」を決める― 『頭のいい人が話す前に考えていること』安達裕哉 著

話すのがうまい人は、実は話す前に“考えていること”が違う――本書を読みながら、この言葉の意味が深く腑に落ちました。
「どう伝えるか」より前に、「何を見て、どう整理し、どう判断するか」が圧倒的に大事。コミュニケーションの本というより、“考える技術”の本に近い一冊です。

 

今回は、その中で特に響いたポイントを3つにまとめます。

 

 

 

1 「事実」と「解釈」を必ず分ける

普段の会話や仕事で混同しがちなのが、この二つ。
本書では「頭のいい人ほど、まず事実だけを並べ、そこから離れて解釈を考える」と語られています。

 

たとえば「会議がぐだぐだだった」というのは解釈でしかない。
事実は「終了が予定より20分遅れた」「結論が出なかった」など、具体的なデータです。

この切り分けができると、

・言いたいことがブレない
・相手との衝突が減る
・問題の本質が見える

とメリットばかり。


個人的にも、事実と解釈を分けるだけで会話が驚くほどスムーズになった経験があります。「伝える前に整理する」重要性を再認識しました。

 

 

 

2 相手の“前提”を理解することが、最も強いコミュニケーションになる

多くのズレは「話した内容」ではなく、「前提が違う」ことで起きる。
安達さんは「相手がどんな世界を見て、何を大事にしているか」を想像することが、話す前の一番の準備だと説きます。

たとえば部下に指示が伝わらないとき。


言い方を変える前に、「そもそも何をゴールだと思っている?」「何を不安に感じている?」と“前提”を探る必要がある。

これは僕自身のビジネス経験とも強くつながります。
チームビルディングでも、相手の背景や価値観を知らないまま言葉を重ねても、響かない。
むしろ前提が分かれば、短い言葉でも深く届く。

 

本書はその大事さを、理屈ではなく“実感として”理解させてくれました。

 

 

 

3 「目的」を先に置くことで、言葉は自然と研ぎ澄まされる

頭のいい人は、話す前に必ず「何のために話すのか」を明確にしている――本書で最も印象的だった部分です。

・情報共有なのか
・判断を促したいのか
・安心させたいのか
・行動してほしいのか

目的が変われば、言葉の選び方はまったく変わる。


逆に目的が曖昧だと、いくら説明しても伝わらない。

「話す技術」ではなく「意図の設計」こそ本質。
これは僕の日々の発信や講座づくりでも、強烈に役立つ視点でした。


目的がクリアになると、無駄が自然と消え、言葉に“芯”が生まれる。
シンプルですが、圧倒的に効果があります。

 

 

 

おわりに

本書は、単なる話し方のテクニック本ではなく、「思考の質を高めることで伝え方が変わる」という本質に迫った一冊。
読後は、話す前に一度立ち止まって考えるクセがつき、コミュニケーションが確実に洗練されていきます。

人を動かす言葉を持ちたい人
チームともっと深く理解し合いたい人
誤解や衝突を減らしたい人

そんな方には特におすすめです。

 

 

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