こんにちは、中野祐治(起業家・作家)です。
人を育て、チームで成果を上げていく仕事をしていると、
「どうすればもっと自ら動くチームになるか?」という問いに何度も向き合うことになります。
私自身、これまで多くの現場でコンサルティングを行ってきましたが、
その中でも一番多い相談が「メンバーが受け身なんです」という声です。
そんなときに参考になるのがこの一冊──梅原千草さんの『最高の自走型チームの作り方』。
自走型チームとは、メンバー一人ひとりが目的を理解し、自ら考え、動き、チームに貢献していく集団。
この本では、その土台となる「関係性」「マネジメント」「仕組み化」の視点が、非常に実践的かつ具体的に語られています。
今回は、作家としての視点も交えながら、特に印象に残った3つの学びをご紹介します。
■1:心理的安全性は“関係性の質”から生まれる
メンバーが意見を言える/挑戦できるチームの共通点として語られる「心理的安全性」。
この本では、その前提として「関係性の質」がどれだけ整っているかが重要だと述べられています。
どんなに仕組みやルールを整えても、土台となる人間関係が不安定では機能しません。
私の経験でも、信頼のある関係づくりができているチームは、自然と創造性も成果も高まっていきます。
まずは「人と向き合う」ことから、チームは変わるのだと再認識しました。
■2:指示ではなく“問いかけ”が人を動かす
リーダーの役割は「答えを出すこと」だと思われがちですが、
本書ではむしろ「問いかける力」こそが、自走型チームを育てるカギだと語られています。
「あなたはどう思う?」「もし任されたら、どう進める?」
そんな問いが、メンバーの主体性を引き出し、思考と行動を促します。
私自身も、問いの質が変わるとチームの空気も変わることを体感しています。
“指示する”から“考えさせる”へ。これこそが、長く機能するチームの原点だと感じました。
■3:「誰でも動ける仕組み」をつくる
いいチームは、リーダーがいなくても自然と動いていける“仕組み”を持っています。
たとえば、役割分担や報告のルール、話し合いの進め方など、基本がしっかり決まっているからこそ、
メンバーが迷わず行動できるのです。
私も、起業家としてチーム運営に取り組む中で実感してきました。
仕組みを整えることで、メンバーの行動が早くなり、チーム全体の流れがよくなる。
仕組みは、信頼して任せるための“土台”なのだと再認識しました。
おわりに
『最高の自走型チームの作り方』は、単なるマネジメント本ではありません。
「人を信じるとは?」「対話とは?」「成長とは?」といった本質的な問いが込められており、
チームに関わるすべての人にとっての“人間関係の教科書”とも言える一冊です。
ただの理論ではなく、“現場で使える知恵”が詰まった一冊。
自走型チームづくりの核心が、ここにありました。
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