【読書備忘録】『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』を読んで ~成果につながる努力の仕方☆~
こんばんは、中野祐治(ゆう)です。
今回は引き続き『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』という本の気づきを紹介しますね♪
成果を出す人が実践している努力の仕方☆
「それっていいかも!」と相手の気持ちにフィットするものを、フィットするような方法で提案できることは、たくましい想像力があるからこそできることです。(P.148)
同じ仕事をしているのに人一倍成果を出している人が、世の中にはいるものです。
その人たちはどんな努力をしているのか、気になりますよね。
本書には、新幹線の車内販売で平均の4倍近く売り上げた記録を持つ、齋藤さんという女性のお話が紹介されています。
この方は、朝起きて事務所に行くまでの時間の中で、世の中の匂いを感じながら「今日のカートには何をどれくらいの比率で積み込もうか?」と考えるのだそうです♪
例えば秋の朝、ストールを巻いた女性をちらほら見かけ、夏の間はしなかった温かいコーヒーの香りが漂ってくる、、、。
それを感じて「そろそろ温かいコーヒーを増やすかな」と想像するんですね。
そして、いざ販売する際には「今の時期はこういったものもあるんですよ」と、その時期にお客様が好みそうなものを、そっと提案するのだそうです。
すると、「じゃあそれもください」となることが、実は多いのだとか♪
努力と聞くと「毎晩1時間勉強する」「セミナーに参加する」といったものをイメージをしがちだと思います。
しかし、「仕事に使えそうなヒントを探しながら通勤してみる」といった楽しみながら出来る努力も取り入れると、より良くなるかもしれませんね♪
言葉の言い換えが世界を変える☆
例えば、お客様から苦情がよせられたとき、みなさんはどのように対応するでしょうか?
高野さんは苦情対策の講演をする際、まず次のように提案したそうです。
-前略-「『苦情対策』というテーマですが、『機会をいかに活かすか』に変えてみたらどうでしょう?」-後略-(P.177)
苦情を機会(チャンス)と捉えたんですね。
するとどうでしょう?
「お客様がどういったことに不満を感じるのか学べるチャンスだ!」
「評判の良いお店にするにはどうしたら良いだろう?」
「この機会に怒っているお客さまに喜んで帰っていただく対応力を身につけるぞ!」
などなど。
「苦情にどう対応するか?」と考えたときとは、違ったアイデアが出てきますよね♪
この他にもリッツ・カールトンでは「少々お待ちください。」とは言わず「少々お待ちいただけますか?」と言うそうです。
これもちょっとした違いですが、前者に比べて後者はお客様への気遣いを感じますよね。
言葉の言い換えは誰でも簡単にできるので、つい疎かにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのちょっとのこだわりが大きな差を生むのです☆
それではまた。
~本日の格言~
同じことを伝えるにしても、どんな言葉でどういう言い方をすれば相手が気持ちよく受けとってくれるのか、それを常に想像したいものです。
高野登『一流の想像力-プロフェッショナルは「気づき」で結果を出す-』P.190