大阪で働く実業家中野祐治(ゆう)のブログ☆

中野祐治です。大阪・東京で経営コンサルをしています。日々の学びをアウトプットしていけたらと思います。

【読書備忘録】中野祐治が、経営の道へ進むことを決めたきっかけ

こんばんは、中野祐治(ゆう)です。

 

先日、アメリカ・ビジネス界でカリスマ的存在であり作家・医学博士・心理学者でもあるスペンサー・ジョンソンの著作「迷路の外には何がある?――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語」(2019/扶桑社刊)を読了した。大阪・西天満に読書するのに最適なカフェを見つけたので、また今度紹介しようと思う。

 今日は少し長くなるかもしれないが、僕の経験を交えながら本の感想を書いてみよう。

 

 

 

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あの「チーズはどこへ消えた?」の待望の続編、「迷路の外には何がある?」が登場

日本では2019年に出版された「迷路の外には何がある?」は、全世界で累計2800万部・日本で400万部を突破した大ベストセラーチーズはどこへ消えた?(1998/扶桑社刊)の続編となる作品だ。

 

「迷路の外には何がある?」をすでに読まれた方はご存知だと思うが、前作の主人公ホーの友人であるヘムのその後が描かれている。1時間くらいで読むことができると思うので、忙しい方にもお勧めだ。スペンサー・ジョンソン氏は2017年に78歳で逝去されており、これが遺作となってしまったのが残念である。

 

 

 

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僕が迷路の先に見つけたのは、「経営」という世界だった。

僕もヘムと同じような状況にあったと思う。起業する前の、会社員の時だ。

『いい学校を出て、良い会社に就職すれば幸せになれる』

 そんな常識を信じて生きてきた僕は、大手電機メーカーに就職が決まってからはとにかく目の前の仕事に没頭していた。

 

今思えば、それしか頑張り方を知らなかったからだ。

 

薄々チーズが減ってきている兆しを感じながら、

『大丈夫、何とかなる』

『きっと誰かが何とかしてくれる』

と、自分に言い聞かせるように仕事をしていた。

 

そんな僕を変えたのは、

「経営」という世界に生きている人との出会いだった。

 

異なる生き方、異なる考え、異なる常識。

何よりその人は、僕が『手に入れるのは無理だ』と思っていた全てを持っていた。僕が『世界はこういうものなんだ!』て思っていたそれは、実は世界のほんの一部だった。 

 

まさに、窓に鉄格子のはまった家に閉じこもっているヘムだったのだ。

 

『家の中が世界の全て』と思い込んでいる。

 

気をつけなくてはいけないのは、『そこにいることを選んでいるのはヘム(自分)自身』ということだ。ヘム自身の考え方が、『ここが安全だ』『これが正しい』と、自分自身を家に閉じ込めていたのだ。



 

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自分が求めているモノに正直になったら、安全を手放して冒険しよう!

コンサルの仕事をしていても思うことだが、答えはいつでもシンプルだ。

家が居心地の良いものではなくなったのなら、家から出ればいい。

 

『自分が慣れ親しんだ場所(考え方)から外に出る。』ということだ。

もちろん外には『未知』がある。当然『失敗』もある。

『自分は正しい選択をしたのか?』そんな考えが頭をよぎる時もある。

 

自分を信じる力が必要だ。

未知にチャレンジし続けるんだ。

自分が求めているモノを得るために。

 

『知識』があるともっといい。

『知識』は地図だ。そこに世界が広がっていることを教えてくれる。

自分の求めているモノを手に入れている人がいるのであれば、その人から教えてもらおう。

それは『道』になる。

上手くいかない時は、自分の信念を確認しよう。

どんな信念を持っているのか?

自分を閉じ込める信念はないか?と。

 

 

「迷路の外には何がある?」は、自分のやってきたことを振り返る時間としても、価値がある本になるだろう。